日本のガラス作品とイギリスのデザインの出会い
今年の7月、イギリスのブランド「マーガレット・ハウエル」と日本のガラス作家山野陽子(Yoko Yamano)とのコラボレーションを祝う特別な展示が行われます。この展示では、Yoko Yamanoが手がけたガラス食器の特別な魅力を紹介します。彼女の作品は、シンプルさと機能性を大切にしたデザインで、使う人々の生活に豊かさをもたらすことを目的としています。
コラボレーションの背景
このコラボレーションの始まりは2012年に遡ります。当時、マーガレット・ハウエルのスタッフが山野さんのドリンキンググラスに心を奪われ、翌年にはイギリスのウィグモア店で彼女の作品が正式に取り扱われることになりました。マーガレット・ハウエルは自身の価値観と共鳴する作品を見つけたことで、彼女のデザインにも一層の信頼を寄せています。
「シンプルさと機能性を重視するものに魅力を感じてきました。Yoko Yamanoさんのガラス作品はそうした価値観を体現しています。」とマーガレット・ハウエルは述べており、彼女の作品に対する深い理解と評価が伝わってきます。
Yoko Yamanoの創作哲学
山野さん自身も、「服もガラスも一緒だと思うんです。そこにものがあることで使い手の生きる時間が豊かなものになればいいな」という思いを持っています。彼女は、自らの作品が際立ちすぎないように主張し、「余白を残すことを心がけている」といいます。これは、使い手が自由に使い、個性的にアレンジして楽しんでほしいという願いから来ているのです。
展示会の詳細
この特別な展示「GLASS TABLEWARE BY YOKO ANDERSSON YAMANO」は、複数の店舗で行われます。以下がその詳細です。
- 7月1日(火)―13日(日): MARGARET HOWELL SHOP & CAFE グラングリーン(大阪)
- 7月5日(土)―21日(月・祝): MARGARET HOWELL SHOP & CAFE 天神
- 7月10日(木)―8月7日(木): MARGARET HOWELL 神南
さらに、MARGARET HOWELL 新宿 ニュウマン店やMARGARET HOWELL 銀座 松屋でも順次発売されるため、ファンや新たな訪問者を魅了することでしょう。
作品に込められた想い
山野さんのガラス器には、彼女の豊かな感性が詰まっています。マテリアルへの深い理解と、使い手の日常を豊かにすることを考えたデザインは、どの場面でもその存在感を放っています。シンプルであるがゆえに、その美しさは使う人の感性を引き出し、一緒に時間を過ごしたくなるような親しみやすさがあります。
最後に
Yoko Yamanoのガラス作品には、シンプルでありながら深いストーリーがあります。実際にこの作品を手に取ることで、彼女の思いやマーガレット・ハウエルの理念を感じることができるでしょう。興味のある方は、ぜひこの素晴らしい展示を訪れて、日常に寄り添う美しいガラスの世界を体験してみてください。
詳しい情報は
こちらから確認できます。また、株式会社TSIホールディングスに問い合わせることも可能です(電話: 03-5785-6445)。