TUNAG: 組織改善を支援するプラットフォームが1,200社突破

TUNAGの成長と今後の展望

株式会社スタメンが提供する組織改善プラットフォーム『TUNAG（ツナグ）』が、2025年8月時点で利用中企業数1,200社を達成しました。この数は、人的資本経営の重要性が増す中での注目すべき成果です。

TUNAGの誕生背景

近年、多くの企業で人的資本経営がますます求められるようになっています。企業は「働きがいのある組織づくり」「社員の定着や活躍」を目指し、エンゲージメント向上や離職率の低下に力を入れています。しかし、これまでの施策はサーベイやタレントマネジメントツールを取り入れたものの、具体的な行動変容を促すには至らないとの課題も顕在化しています。こうした中、スタメンが2016年に提供を開始したTUNAGは、組織文化の定着と行動を通じた改善にフォーカスし、多くの企業に導入されています。

成果と実績

物流、製造、小売、医療といった業界を中心に導入が進められ、累計で8万件を超える制度や施策が実施されました。特にノンデスクワーカーが多い業界や、リモートワークの普及を受けた分散型組織においても、TUNAGのコミュニケーション支援が注目されています。

サービスは年々進化し、2024年度に向けてタスク機能やカレンダーの刷新を行い、2025年にはポータル機能の追加を予定しています。これにより、TUNAGは企業の組織作りを支えるインフラとしての役割をさらに強化していきます。

今後の成長戦略

TUNAGは「人と組織を繋ぐ」をミッションに掲げ、HR領域において独自の地位を築いてきました。今後の成長戦略としては、以下の3つのポイントに注力します。

1. 業界特化型プロダクトの展開

各業界の特性に最適化した営業戦略と機能開発を推進する「マルチマーケット戦略」を強化し、物流業界向けの『TUNAG for LOGISTICS』や、労働組合向けの『TUNAG for UNION』を提供しています。今後は製造業や小売、医療分野への展開も計画しています。

2. 新機能の開発

組織診断や人材教育をスムーズに行える機能の開発を進め、従業員一人一人の働きがいを向上させる機能の提供にも注力していきます。経営層や人事部門がより正確な意思決定を行えるよう、支援を強化していく方針です。

3. データの活用

1,200社以上から集まった140万人超のユーザー利用データを基に、各社に最適化された組織運営の支援を行います。データドリブンなアプローチにより、より高精度な機能開発と導入支援を実現します。

TUNAGの特長

TUNAGは組織の生産性向上や離職率の低下を目指し、社内コミュニケーションを促進するためのプラットフォームです。従来のサービスがサーベイや分析に偏る中、TUNAGは実践支援型で、新たな機能が多彩に提供されることが特徴です。社内SNSや日常業務に関わる機能が多様で、特にノンデスクワーカーにも高い利用率を誇ります。

この強みを生かし、今後もTUNAGは組織の課題解決と文化醸成に貢献していくことでしょう。特に『つながり』や『感謝の循環』を作ることに注力し、企業文化を根付かせる仕組みを積極的に提供していきます。