ラグビー経験者の滑り止めに関する意識調査
最近、株式会社MEMOCOがラグビー経験者を対象に実施した「滑り止めに関する意識調査」の結果が興味深いものとなっています。この調査は、国内ブランド「チョークレス」との共同で行われ、118名の男性と女性からの回答が得られました。
調査について
この調査は、2024年12月24日から1月28日までの期間、インターネットを通じて実施されました。回答者の年齢分布は20代から60代まで幅広く、特に30代と40代の男性が多くを占めていました。以下は回答者の詳細です。
- - 20代:約13%
- - 30代:約32%
- - 40代:約33%
- - 50代:約14%
- - 60代:約8%
さらに、性別の割合は男性が約83%、女性が約17%という結果でした。このことから、調査は主に男性の意見が反映されています。
手汗と滑りの悩み
調査の中で、ラグビーをプレイする際に手汗や滑りが気になるかどうか尋ねたところ、74%の人が「気になる」と回答しました。また、グリップ力を高めたいと考えている人は75%にも上り、多くの選手が実際のプレイにおける課題を抱えていることが明らかになりました。
特に「ボールをキャッチする時」にグリップ力を強化したいと感じる選手が57%もおり、「ボールを投げる時」にも必要性を感じている人が43%いました。これはラグビーにおけるハンドリングの重要性を裏付けています。
滑り止め剤の使用状況
調査では、ラグビー選手が使用したことがある滑り止め剤の種類も尋ねられました。その結果、約47%の選手は滑り止め剤を使ったことがないと回答しました。一方で、使用したことがある人は、
- - ロジン:約28%
- - 粉末系:約17%
- - 液体系:約8%
といった結果が得られました。
使用したことがある選手の満足度については、約18%が「大変満足」と回答する一方、82%は何らかの不満を感じていることがわかりました。
満足度の詳細
「大変満足」に該当しなかった人へのヒアリングでは、以下のような意見が寄せられました。
- まっすぐに投げやすい(40代女性)
- グリップ力が上がるが、砂地では手が汚れる(30代男性)
- 指へのかかりが良い(40代男性)
- 汗や接触で流れる(30代男性)
- 効果が短時間(40代男性)
- 効果にムラがある(40代男性)
この調査結果から分かるように、ラグビーは時間が経つと汗で滑り止めユーザーのプレイが影響を受けやすいスポーツです。選手たちの意見に耳を傾けることが、今後の製品改善に繋がることでしょう。
まとめ
今回の調査により、ラグビー経験者の74%以上がスリップや手汗の問題を抱えていることが判明しました。また、現在使用中のロジンなどの滑り止めに対しては「効果の持続時間」や「使用中の汚れ」といった課題も存在しています。ラグビーに集中するためにも、これらの課題をクリアできる製品の開発が求められています。