下水道の未来工法
2025-07-14 11:41:19

下水道管更生の未来を切り拓く『SPR工法』、ラインアップを大幅に拡充!

積水化学が提案する新しい下水管更生工法『SPR工法』の進化と魅力



環境やライフラインに貢献する技術のひとつとして注目を集めている下水道管更生工法が、積水化学工業によって進化を遂げています。その工法は、『SPR工法』と呼ばれ、今までのラインアップを大幅に拡充し、小口径から超大口径のさまざまな状態の下水道管を新管に劣らない状態に再生することが可能になりました。この革新的な技術が、2025年7月29日から8月1日までインテックス大阪で開催される「下水道展’25大阪」に出展され、最新の自立管更生工法『SPR-SE工法エキスパンドタイプ』などが公開されます。

『SPR工法』の特長



1986年に開発された『SPR工法』は、道路を掘り起こすことなく下水管の更生を実現します。これは、すべての機材がマンホールから下水道内に入るため、施工中に交通渋滞を引き起こさず、CO2の削減にも繋がるといった利点があります。また、下水を流しながら施工を進められるため、仮排水が不要。さらに、円形や矩形、馬蹄形などあらゆる断面形状に対応し、重要な管路施設の耐震化にも役立ちます。

特筆すべきは、この工法が受賞歴も豊富であることです。第1回ものづくり日本大賞経済産業大臣賞やグッドデザイン賞など、数々の賞を受賞しており、その技術力と信頼性が伺えます。

新たな『SPR-NX工法』と『SPR-SE工法』の登場



近年、従来の『SPR工法』の特徴を継承しつつ、さらに施工機材を小型化した『SPR-NX工法』も登場しました。この新工法は、施工中の流下阻害を低減し、また支保工の簡易化により工期短縮を実現します。2024年には適用口径が800mmから2,200mmに拡大され、多様なニーズに応えられるようになりました。

さらに、水を流しながら施工可能な『SPR-SE工法』は、既設管の残存強度に頼らず、自立管として強度を維持します。この工法は老朽化が著しい下水管にも適用可能なため、あらゆる管種に対応できます。新たに追加された『SPR-SE工法エキスパンドタイプ』は、下水を流しながら臭気対策も不要で、さらに迅速な施工が求められる現代の市場に対応しました。

下水道展’25大阪での展示内容



「下水道展’25大阪」では、積水化学のブースでさまざまな工法が一堂に紹介されます。工法のラインアップだけでなく、雨水浸水対策や災害用マンホールトイレ、ウォーターPPPなど下水道に関する様々な課題解決策も展示されます。また、積水アクアシステム株式会社も共同出展し、高度な水処理技術についても紹介します。

会場は大阪市住之江区のインテックス大阪で、7月29日から8月1日までの開催です。特に7月29日は10:30開場と早めにスタートするため、ぜひお早めのご来場をお待ちしております。事前登録が必要ですので、公式サイトをチェックしてください。

まとめ



積水化学が展開する『SPR工法』は、下水道の更生において未来を切り拓く重要な技術であり、今後のさらなる発展が期待されます。環境保護とライフラインの維持という重要な課題に対処するため、多くの方々にその魅力を伝えていくことが求められています。ぜひ、下水道展で新技術に触れ、未来の下水道管更生工法に目を向けてみてください。


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