名古屋市内5校で起業家教育プログラムが開始
名古屋市と協力し、株式会社ガイアックスが2026年度の中学生向け起業家教育プログラムを発表しました。今年は名古屋市内の5つの中学校で、様々なアプローチで起業家精神を育てる取り組みが行われます。名古屋市経済局の「令和7年度中学生起業家教育授業運営業務委託」を受託したこのプログラムを通じて、子どもたちが自身のアイデアを活かし、未来のビジネスリーダーへ成長することが期待されています。
プログラムの目的
名古屋市は、ナゴヤの未来を担う起業家の育成を目指し、中小学生向けに起業家人材育成事業を2022年度からスタートしました。このプログラムは教育委員会とも連携し、生徒たちが起業を人生の選択肢として意識できるよう支援しています。昨年度の取り組みからは、参加者の99%が起業に対する興味を持ち、8割以上の生徒が将来の起業への意欲を表明しました。
授業の内容
プログラムの構成は3日間で、各校の実情に合わせたカリキュラムが組まれています。2コマ×3日間の授業で、生徒たちは次のようなテーマで学びます。
1.
課題設定①: 起業の基本概念を理解し、日常生活や地域社会の困りごとを具体的に考えます。
2.
課題設定②: ビジネスにつながる「良い困りごと」を見定め、解決策を探ります。
3.
整理・分析①: アイデアを考案し、商品やサービスの価値を学びます。
4.
整理・分析②: プレゼンテーションのテクニックを学びます。
5.
まとめ・表現: 地元の起業家や投資家の前でアイデアを発表し、フィードバックを受けます。
これらの授業を通じて、生徒たちは実際の起業活動に触れ、自らのアイデアを形にしていくプロセスを体験します。
開催校とスケジュール
今年度は以下の5校でプログラムが実施されます。
- - 駒方中学校:2年生対象、12月9日、10日、17日
- - 新郊中学校:1年生対象、11月26日、12月11日、16日
- - 桜丘中学校:2年生対象、11月21日、28日、12月12日
- - 円上中学校:2年生対象、2026年1月9日、14日、21日
- - 名南中学校:1年生対象、2026年1月30日、2月6日、20日
このプログラムは中学生にとって、起業家の実際の経験を通じて、将来の選択肢を広げる貴重な機会となるでしょう。
参加者の声
昨年度のプログラムでは、参加した生徒から多くのポジティブなコメントが寄せられました。「身近な困りごとから商品が生まれることを知った」「あまり興味がなかったけど、すごく楽しかった」との感想があり、教育の効果が示されています。
ゲスト起業家の応援
プログラムには地元の起業家も参加し、生徒たちに実際のビジネスの現場を体験してもらいます。起業家たちは、生徒たちの柔軟なアイデアに感動しており、彼らが将来のリーダーとして成長することを願っています。
このように株式会社ガイアックスが提供する起業家教育プログラムは、生徒たちに未来の可能性を広げる素晴らしい取り組みです。今後も、地域での起業活動やビジネスに対する関心を高める一環として、さらに多くの生徒が参加できることが期待されます。