森林のCO₂可視化
2025-05-28 13:20:05

LivelyとNishikaが手を組み、森林のCO₂吸収量の可視化システムを実現へ

LivelyとNishikaが協力し、森林のCO₂吸収量を可視化するシステム開発へ



Lively合同会社とNishika株式会社は、人工衛星画像やリモートセンシングを活用した森林のCO₂吸収量算定と可視化に関するシステムの開発を進めることを発表しました。このパートナーシップ契約は、持続可能な社会のための重要なステップであり、両社の技術や知見を活かして新たな価値を創出することを目指しています。

具体的な取り組みと実証実験



本システムは、国内外の森林や農園、湿地などを対象に、そのCO₂吸収量を精密に可視化することを目的としています。2025年5月からは、海外に森林を保有する企業と共同で実証実験を行い、本システムの実用性を確かめる予定です。これによって、自然資本の定量的な理解が進むと期待されています。
また、Livelyはこのプロジェクトの企画や社会実装を担当し、クライアント企業との緊密な連携を図っていく一方で、NishikaはAIを活用したデータ処理と分析を担当し、システムの中心となる技術の確立を目指します。

課題解決と新しい可能性



これまで多くの企業が抱えていた問題点は、森林のCO₂吸収量を推計する際の精度や客観性、さらには効率性の欠如でした。本システムでは、人工衛星画像と現地での測定データを組み合わせ、AIによって森林の状態を正確に把握。機械学習を用いて推定を行うことで、より実際に即した高精度な可視化が実現されます。

このような取り組みは、企業が自社の資源が持つ環境価値を正確に把握し、持続可能な経営やカーボンクレジットの創出に寄与することが期待されています。特に、環境価値の可視化が可能になることで、企業の信頼性の高い情報開示やネットゼロ達成への道が開かれます。

パートナーからのコメント



Livelyの代表である種田氏と三浦氏は、今回のパートナーシップにより、「見えなかった」森林のCO₂吸収量を「見える」ものにする実証実験を喜ばしく思っています。このプロジェクトは、サステナビリティ領域において先端テクノロジーを活用し、新たな価値創出を目指すものです。

一方、Nishikaの山下氏と松田氏も、AIや衛星画像解析技術を活用して、森林価値の可視化に挑戦できることを嬉しく思っています。彼らは、人工衛星画像と実測データをAIモデルに統合し、森林の状態や吸収ポテンシャルをより正確に理解することを目指しています。

未来への道筋



LivelyとNishikaの協力によるこのシステム開発は、自然資本の理解と活用を進めるだけでなく、企業の信頼性を高め、持続可能な未来の実現に向けて大きなステップとなるでしょう。両社は、パートナー企業と共に新しい価値の創出に挑み、持続可能な社会への道を切り開いていくことを約束しています。これからの実験成果に期待が寄せられています。


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