2026年の電力システムと電気保安要員不足への緊急対応策
12月8日(月)に、一般財団法人関東電気保安協会の理事長である武部俊郎氏を招いたセミナーが開催されます。本セミナーは、2030年・2050年に向けたエネルギー政策の全貌や、直面している「電気保安要員不足」という最大の課題にスポットをあて、具体的な対策を模索します。
開催の背景と目的
近年、日本の電力システムは脱炭素化に向けた重要な変革期を迎えています。2021年に発表された第7次エネルギー基本計画を背景に、カーボンニュートラルを実現するための制度設計や、電力事業を取り巻く環境は日々変化しています。これにより、長年にわたり電力安全を支えてきた電気保安業界においても、大きな変化が求められる状況です。
重要なのは、これらの改革に対応できる人材の確保です。業界全体で人材を育成し、入職促進に努めることが急務であり、それが「電気保安要員不足」という問題に直結しています。今回の講義では、これまでの業界の取り組みと現在の課題について深掘りしていきます。
セミナー内容
1. 電力システムを取り巻く情勢変化
このセクションでは、カーボンニュートラル実現のために必要な新たなエネルギー構造について説明します。特に、エネルギー基本計画に基づく具体的な政策がどのように業界を変えていくのかを探ります。
2. 電力システム改革の進捗
電力システム改革がどのように進行しているのか、その主要な内容や、特に課題となっている送配電事業の状況を解説します。
3. 電気保安事業における要員問題
電気保安協会の活動内容を紹介し、業界全体で直面している要員不足の問題について議論します。どのような取り組みが行われてきているのか、またその成果についても触れます。
4. 安全で正しい行動を促す組織文化づくり
要員問題への根本的な対策として、組織風土の改善が必要であるとの観点から、安全で自律的な行動が促せるような組織文化を醸成するための方法論について考えます。
5. 中期経営計画の策定
業界全体が一丸となり、成長と発展を目指すための中期的な戦略についても解説し、実施に向けた具体的なアプローチを提示します。
6. 質疑応答セッション
参加者からの疑問に講師が応じ、実際の業務に役立つ情報を共有します。参加者同士のネットワーキングを促進する名刺交換会も行われています。
受講方法と受講料
セミナーは、会場での参加、ライブ配信、アーカイブ配信のいずれかで受講可能です。受講料は個人の参加で37,230円(税込)ですが、2名以降の同時申し込みで割引もあります。
この機会に、電力システムの現状や電気保安の重要性について再認識し、業界全体の今後の展望を考える有意義なセミナーにぜひご参加ください。
詳しい内容やお申し込みは、
こちらからご覧ください。
お問い合わせ
株式会社日本計画研究所
東京都港区南麻布5-2-32 興和広尾ビル
TEL: 03-5793-9761
URL:
https://www.jpi.co.jp
本セミナーは、電力業界における重要な知識を得るだけでなく、同業他社との貴重なネットワークを築く絶好の機会です。皆様の参加を心よりお待ちしています。