国土交通大臣賞受賞!下水道資源を活用した新プロジェクト
この度、株式会社日水コンは令和7年度の国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」において、広報・教育部門の栄誉を得ました。特に注目すべきは、本賞を共同で受賞したのは、サレジアン国際学園世田谷中学高等学校や株式会社イオ、株式会社サティス製薬といった教育機関や企業であり、地域全体での取り組みが評価されたことです。
環境に優しい「じゅんかん育ち」
この受賞は、「じゅんかん育ちからコスメ~ラベンダープロジェクト~」という革新的なプロジェクトが基盤となっています。じゅんかん育ちとは、下水道資源(特に下水汚泥由来肥料)を活用して育てられた食材の愛称で、地元の学生たちが「じゅんかん育ちのPR法」として考案したアイデアが実現したものです。
ラベンダーの栽培からコスメ製作へ
プロジェクトの中心となるのは、下水汚泥由来肥料を使用したラベンダーの栽培です。このラベンダーは、心地よい香りだけでなく、その香気成分の分析が行われ、さらには収穫したラベンダーの花弁を利用してハンドクリームの企画・開発が進められました。ハンドクリームはプロジェクトの一環として広報活動も行われ、販売も行われています。
環境意識の向上
この取り組みを通じて、学生たちは資源の有効活用に対する意識を高め、地域社会に対する環境への配慮を身につけることができました。下水道資源が持つ可能性を認識し、さらにその知識を広めるための教育的な要素も盛り込まれています。協力する企業とも連携しながら、下水道の価値を再認識し、持続可能な社会を実現するためのプロジェクトは、今後も多くの注目を集めることでしょう。
持続可能な社会の実現へ向けて
日水コンは、転機を迎える環境問題に対して、これまで以上に積極的な姿勢で取り組み続けていくことを約束しています。下水道資源の有効活用を通じて、潤いのある持続可能な社会の実現に貢献するため、今後ともプロジェクトを進めてまいります。特に、地域社会との連携を強化し、意識を高めていくことが重要とされる中、今後の展開が期待されます。
国土交通省が推進する「循環の道 下水道」に沿ったこうした取り組みは、他の地域や団体にも広がりを見せ、さらなる環境改善のキッカケになることでしょう。
詳しい情報や今後のプロジェクトの進展については、国土交通省の発表資料や公益社団法人日本下水道協会の関連ページをご覧ください。