大子町の魅力と、有限会社永福の挑戦
茨城県久慈郡大子町は、美しい自然に囲まれた場所で、日本三名瀑の一つ、袋田の滝が近くにあります。この地域の自慢は、何と言っても「奥久慈しゃも」。この特産品を取り扱う有限会社永福では、今、あとなる人を求めています。
永福の歴史と料理への情熱
創業から30年以上を迎えた有限会社永福。店主の小玉さんは、地元の飲食業に身を置いた後、奥様と共にお好み焼き屋「お好み亭永福」を開店しました。当初はお好み焼きだけのメニューでしたが、小玉さんの板前としての経験を活かし、徐々にデリや仕出しを追加。
その後、有名な銀座の焼き鳥店で「奥久慈しゃも」の存在を知り、その魅力に惹かれていきました。手間をかけて捌かれたばかりのしゃも肉は、その旨味と食感がまったく違います。
小玉さんは、毎週3羽の生の丸鶏を捌いて学び続け、ようやく「永福」の極上しゃも丼が誕生しました。これが名物となり、多くのお客さんに愛されるようになりました。最盛期には、1日に130杯も出たというから驚きです。
現在の運営と観光客の多さ
今では土日のみの営業ですが、「極上しゃも丼」は依然として人気で、毎日40杯が売れるほどです。観光客も多く訪れるお店で、お持ち帰り用の焼き鳥セットも喜ばれています。
小玉さんは、このお店を通じて「奥久慈しゃも」を全国に広めたいという願いを持っています。彼が目指すのは「しゃもの町 大子」であり、大子町が誇る食材の魅力を多くの人々に伝えることです。
あとつぎ募集の要件
しかし、最近小玉さんは家族の体調や自身の年齢も考慮し、後継者を探すことにしました。大切なのは、「奥久慈しゃも」の魅力を理解し、伝えてくれる方です。経験は無くても構いませんが、学ぼうとする姿勢が求められます。
「しゃも肉は仕込み方が全てです。料理の奥深さを一緒に学び、感じてほしい」と、小玉さんは語ります。そのため、彼が手取り足取り教えることもできますので、安心して挑戦してください。
地域の未来を共に作る
また、業態の変更も検討されています。例えば、イタリアンレストランへの転身も歓迎されているため、自分のアイデアを活かしながら新しい形で「奥久慈しゃも」を使った料理を提供するチャンスです。
有限会社永福はただの飲食店ではなく、地域の宝物ともいえる存在です。この後継者募集は、料理を愛し、地域に貢献したいと思うすべての方に開かれた puertas(扉)です。
まとめ
茨城県大子町で、奥久慈しゃもを用いた飲食店を運営したい方、興味がある方は、ぜひこの機会に挑戦を検討してみてはいかがでしょうか。有限会社永福が持つ伝統と情熱を継承し、さらなる未来へと発展させていく可能性が開かれています。