全国648校が導入した「paizaラーニング 学校フリーパス」の2024年度成果
ITエンジニア向けの学習プラットフォーム「paiza」を運営しているpaiza株式会社は、2024年度に申込学校数が648校、さらにクーポン発行数が20万人に達したことを発表しました。この数字は、プログラミング学習に対する需要が国内で高まっていることを示しています。学校での授業や成績評価にpaizaラーニングが多く採用され、その影響力がいかに広がっているのか、詳しく見ていきましょう。
「paizaラーニング 学校フリーパス」とは
「paizaラーニング 学校フリーパス」は、月額1,490円(税込)のプログラミング学習サービスを、全国の小学校、中学校、高校、大学、専門学校に無料で占有提供するプログラムです。このサービスには全300レッスン、2,300本の学習動画、4,800問の演習問題が含まれており、受講者は「paizaスキルチェック」という6段階評価システムを用いて、自身のプログラミングスキルを客観的に測ることが可能です。
学校での活用実績
実際に「paizaラーニング 学校フリーパス」を利用している学校には、国内の有名大学や専門学校、高等学校が数多く見られます。例えば、北海道大学や京都大学、東京科学大学、関西大学、横浜国立大学などがその代表例です。プログラミングを学ぶ生徒や学生が増えている中、これらの学校がどのようにこのサービスを授業に生かしているか、一部の学校での教授陣の声を聞いてみましょう。
教育現場の影響
関西大学の竹中教授は、paizaラーニングを導入することでプログラミング教育に大きな変化があったと語っています。特に、学生のプログラミングスキルにばらつきがある中で、段階的なアプローチを取ることができた点に関して、非常に有益であると述べています。このような柔軟で実践的な教材が学びの環境をより効果的にしていることがわかります。また、自主学習が促され、プログラミングスキル向上にも寄与しているとのことです。
拡大の背景
一方で、プログラミング教育の必要性がますます増加している背景には、文部科学省が推進するデータサイエンス教育の拡張があります。IT業界は急速に進化しており、「文系IT人材」や「女性IT人材」の育成にも力が入れられています。その結果、特に文系学部の大学や女子校での需要が高まっており、より多くの学校がpaizaラーニングをカリキュラムに加えています。
支援と成長
これまでに導入した学校からは、自学自習の教材としての利便性や、スキルチェックを利用した評価システムが高く評価されています。特に、各学生のレベルに応じた難易度の課題を提供できることで、教育内容の質が向上しています。paizaラーニングは、教室での協働学習と個別最適化を融合させ、生徒たちの成長をサポートしています。
まとめ
paizaラーニングが全国648校に導入され、20万人以上の学生が利用したという2024年度の実績は、プログラミング教育の新たな考え方やアプローチを示唆しています。今後も、このプラットフォームを通じて多くの学校や学生がITスキルを身につけることが期待されています。教育の現場で少しずつ確実に変化が起こっている今、paizaラーニングはその一翼を担い続けていると言えるでしょう。