南依岐の個展
2025-05-14 08:37:44

南依岐の個展「藝核一如」がニューヨークのGOCAで開催中

南依岐の個展「藝核一如」がニューヨークを彩る



アートに対する情熱と新たな発見を促す、アーティスト南依岐の個展「藝核一如」が、ニューヨークのGOCA by Gardeで開催されています。2025年5月8日から6月28日までの期間中、彼の革新的な作品が展示され、日本国内外のアートファンを魅了しています。

GOCA by Gardeの役割



GOCA by Gardeは、バラエティ豊かな日本とアジアのアーティストを世界に発信する場として設立されました。これが初となるニューヨークに位置するアートギャラリーであり、絵画や彫刻、陶芸にわたる多彩な作品を展示し、国際的な文化交流を促進することを目指しています。

南依岐の作品に見ることができるのは、西洋と東洋の哲学を巧みに融合させたミニマルな抽象絵画であり、彼自身の芸術的探求と表現の本質を追求した新作が並んでいます。作品を通じて、デジタル時代における創造性とその意味を観客に問いかける姿勢が感じられるでしょう。

南依岐: 文化の融合の中で



南依岐は日本と韓国の血を引き、アメリカで育ったアーティストです。彼の作品には、禅や陰陽といった東洋的な哲学の影響が色濃く現れています。西洋の超越主義とも相まって、グローバルな文脈での自己と存在について継続的に考えを深めているのです。

この個展のタイトルである「Art Core(藝術の核)」には、アート作品を通じて芸術の本質を追求し、発見し、完全に表現するという南のビジョンが込められています。

作品の見どころ



「藝核一如」では、次の3つのシリーズが紹介されています。

ミニマリズム・トーラス


このシリーズでは、トーラス形状のモチーフを多用し、禅書の円相を想起させる表現が特徴です。真理や宇宙全体を象徴するこの作品は、観る人に悟りの世界を感じさせることでしょう。

ミニマリズム・ダイクロトミー


二項対立の原理に基づくこのシリーズでは、陰と陽、動と静が作品の中に描かれています。三分割や五分割の構成を取り入れ、観客に深い示唆を与える作品も揃っています。

アルゴリズム


数学的な感覚を持ちながらも表現豊かなこのシリーズは、電子回路や蜘蛛の巣を連想させるコンポジションが特徴です。色彩やテクスチャーについては、アルゴリズムやコンピュータープログラミングからインスパイアを受けた南独自の視点が活かされています。

南依岐の成り立ち



南依岐は1995年に日本で誕生し、サンフランシスコのアカデミー・オブ・アート大学で美術を学びました。独学でアルゴリズムの知識を深め、創造力を低下させない状況を作り出しています。彼の作品は、アートのためのブループリントとなるアルゴリズムをキャンバスに描き、プログラムに基づいてアレンジされています。

GARDEとは?



GARDEは、日本を拠点としたデザイン会社で、ラグジュアリーな空間デザインを専門としています。世界各地に拠点を持ち、コンサルティングやデザインの分野でクライアントのビジョンを実現しています。GOCA by Gardeは、そんなGARDEの一端を担い、アートを通じた新たな文化交流の場となることを目指しています。

この特別な個展は、東京の拠点であるGARDEが国際的な舞台でアートとデザインを結びつける素晴らしい取り組みの一部です。アートを愛する全ての人々に、ぜひ直接足を運んでみて欲しいと思います。


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