小さなひらめきから大きなにぎわいへ
2026年初頭、東京の元浅草に新しいカフェ『WAKU motoasakusa』がオープンします。このカフェは、東京と福岡を拠点に様々な宿泊・飲食事業を展開している株式会社ベステイトが手掛けるもので、元浅草の歴史と職人の技が息づくまちの魅力を引き出すことを目的としています。
元浅草の豊かな日常
元浅草は、今も職人たちの手仕事と日常生活が交錯する場所です。この地では、新しいアイデアが日々生まれ、地域の活性化が進んでいます。『WAKU motoasakusa』は、そのような地域の魅力を引き出し、訪れる人々に新たなインスピレーションを提供することを目指しています。
印刷工場をリノベーション
今回のカフェは、かつて熨斗紙や包装紙を印刷していた小さな工場を改装したものです。この場所では、心に温かさをもたらす「間(ま)」を作る紙を取り扱っており、以前は名だたる和菓子店の包装紙も印刷されていました。その職人の技が息づく空間がリノベーションされ、まちを元気にする場所として生まれ変わります。
WAKUの名の由来
カフェの名前『WAKU』は、「インスピレーションが湧く」と「まちが沸く」という、二つの素晴らしい意味がこめられています。このコンセプトを元に、カフェは訪れる人々に新たなひらめきの瞬間を提供し、日常の中に彩りを添える空間を目指します。
店内では、一杯のコーヒーを味わいながら静かに本を読んだり、友人と会話を楽しむ中で、自然と新しいアイデアが浮かぶひとときを提供します。そんな小さなひらめきが人々を動かし、イベントや新たなお店が生まれるといった波及効果をもたらすでしょう。
設計のテーマ
カフェを設計したのはHAGISO一級建築士事務所で、「どんな人でも受け入れる」ことをテーマにしています。多様な人々が快適に過ごせるよう、さまざまな距離感をもたらす家具が配置されています。
特に、特徴的なJ字型テーブルは、スタッフとお客さまが自然に言葉を交わせる設計になっています。お客様同士が向き合うことなく、心理的な距離を保ちながらも、安心感を持って共有できる空間を実現。これにより、ゲスト同士も互いに目線を気にせずリラックスした時間を過ごせるようになっています。
テーブルの高さは900mmに設定されており、立っている人とも視線が合いやすくなっています。これがスタッフとお客様をフラットにし、スムーズなコミュニケーションを促します。
メニューコンセプト
『WAKU motoasakusa』のメニューは「インスピレーションが湧く」をテーマにし、五感を刺激する新たなアレンジを提供します。日常にちょっとした驚きや発見をもたらす料理と飲み物が揃い、特に平日のランチタイムには近隣のオフィスで働く方々向けに、しっかりとした食事メニューが用意されます。
午後は、一杯ずつ丁寧に淹れたハンドドリップコーヒーや、ハーブ・スパイスをブレンドしたティー、独創的なスイーツが楽しめます。また、夜には、選りすぐりのワインやクラフトビールが登場し、温かな会話を生み出しながら、ゆっくりとした時間を過ごすことができるのも魅力です。
店舗の概要
- - 店名: WAKU motoasakusa
- - 住所: 東京都台東区元浅草一丁目16-5
- - アクセス: 東京メトロ銀座線「稲荷町駅」徒歩5分、都営大江戸線「新御徒町駅」徒歩5分
- - 開業日: 2026年1月下旬(予定)
- - 営業時間: 10:00〜19:00(予定)
- - 席数: 21席(予定)
- - Instagram: @waku_motoasakusa
企業について
株式会社ベステイトは、東京と福岡を拠点に宿泊と飲食の事業を展開しています。まちの魅力を引き出し、地域経済とコミュニティの活性化を目指し、宿泊施設と飲食店を丁寧に作り上げることに力を入れています。私たちのミッションは、日本の再興に向けて影響力と責任を持ち、あらゆる角度から「日本最高」を創り出すことです。