グリーホールディングスの契約管理を進化させたSmartDBの導入事例
グリーホールディングス株式会社は、SNS「GREE」を創業し、ゲームやメタバース、IP、DX、投資事業などさまざまな事業を展開しています。しかし、これらの多様な事業から生じる契約管理業務には多くの課題が残されていました。特に契約書の審査や管理に関わる運用の複雑さは、業務の効率を著しく損なう要因として浮上していました。
SmartDBの導入背景
2024年、グリーホールディングスは契約管理業務を以前のスクラッチシステムやパッケージシステムから、「SmartDB(R)」へ完全に移行する決断を下しました。これにより、システム運用の整備と稟議システムの横断的な業務の見直しが進められました。
導入前の課題
- - 属人化: システムの維持・保守が特定の技術者に依存していました。
- - データ不整合: 業務間でシステムが分断されており、整合性が求められるデータにミスが発生。
- - 複雑な承認ルート: 契約管理システムとワークフローツールを併用するも、対応しきれない承認ルートが多数存在していました。
SmartDBの選定理由
グリーホールディングスがSmartDBを選んだ最大の理由は、そのノーコード開発がもたらす高い保守性と業務ニーズに応じた柔軟な対応力です。また、外部システムとの連携も強力で、手動での作業を削減し、さらに組織内の承認ルートも一元的に管理できる環境を築ける点が魅力でした。
導入の効果
SmartDBの導入後、年間約3,700件の契約書審査が高速化され、審査期間が50%も短縮される結果を得ました。Adobe SignやSlackとの連携によって、添付ミスや確認作業にかかる時間も大幅に削減され、業務の効率性が飛躍的に向上しました。さらに、システムの基盤が統一されたことで、組織改編時の保守作業もスムーズに行えるようになり、その運用効率は高まっています。
今後の展望
今回の導入プロジェクトにおいて、グリーホールディングスはSmartDBを駆使して、今後の課題解決やさらなる業務効率化を目指しています。情報システム部の井上洋平氏と赤塚尚杜氏がこのプロジェクトを主導し、その背景や成果について詳しくインタビューで語っています。彼らの取り組みが、会社全体のIT基盤の刷新や業務のデジタル化を進める大きな一歩となるでしょう。
SmartDBを活用したグリーホールディングスの事例は、まさに企業が直面するデジタル化の課題に対する成功事例と言えます。詳細な導入プロセスや成果については、ぜひ公開中の事例インタビュー記事をご覧ください。詳細な情報は
こちらで確認できます。
会社とサービスについて
株式会社ドリーム・アーツは「協創」を理念に、多様なクラウドサービスを展開しています。代表的なサービスにはSmartDBのほか、店舗オペレーションを支援する「Shopらん(R)」や、企業の働き方を変える「InsuiteX(R)」があります。今後も、企業競争力向上のためのトータルソリューションを提供していくことを目指します。