ひとり親家庭を支える養育費保証制度が優秀賞受賞！

株式会社チャイルドサポートが最優秀賞を受賞

2023年9月17日、内閣府沖縄総合事務局が主催する官民共創型のアクセラレーションプログラム「ソーシャルXアクセレーション for OKINAWA」の最終審査が行われ、株式会社チャイルドサポートが最優秀賞を受けました。この受賞は、ひとり親家庭の子どもたちの未来を支援するための取り組みに対する重みを示しています。

子どもたちの成長機会を守るために

母子家庭の養育費を受け取れる世帯は、全体の約28%に過ぎません。この数字は、ひとり親家庭の多くが直面している問題を物語っています。会長の佐々木裕介氏は、「正しい離婚」を提唱し、子どもたちが成長するための機会を奪われない社会を築くことを目指しています。これまでに、夫婦間の離婚条件を法的に整えることができていない世帯の割合が非常に高く、約76%の家庭がこの問題に苦しんでいます。

「正しい離婚」を推進するサービス

チャイルドサポートは、離婚後の生活基盤をしっかりと支えるために、二つの主なサービスを提供しています。まずは「離婚ADRサービス」で、離婚に関する協議の第一歩を始める手助けを行います。そして「公正証書作成支援サービス」で法的な書面を作成し、将来の養育費の支払いを保障する仕組みを作ります。このプロセスは、夫婦間における難しい交渉をスムーズに進める助けになります。

養育費支払いの仕組み

チャイルドサポートでは、養育費の支払いを確保するために大きく三つの機能を提供しています。1つ目は「養育費の自動回収代行」。これにより、養育費の支払いが滞ることなく安定した受給が可能となります。2つ目は「12ヶ月支払保証」で、支払いが途絶えないことを保証します。そして3つ目は「弁護士費用保証」です。

これらのサービスが組み合わされることで、養育費の受給を安定化し、ひとり親家庭の子どもたちを支援する体制が整います。佐々木氏は、この仕組みを実現することで、子どもたちがしっかりと育つ環境を提供できると語ります。

受賞の背景と自治体との連携

受賞コメントの中で佐々木氏は、沖縄県での高い離婚率やひとり親世帯の割合についても触れ、自治体の支援が重要であると強調しました。「養育費確保」は自治体が取り組むべき重要な事柄であり、そこに株式会社チャイルドサポートが寄与できる余地は大きいと考えています。今後は、自治体との連携を強化し、できるだけ多くの子どもたちに養育費が届くよう努めていきたいと述べました。