快適な旅を支える京王バスの取り組み
京王バス株式会社は、日々安全にお客様を目的地へと運ぶため、多岐にわたる取り組みを行っています。高速バスや空港連絡バス、貸切バスの運行に際して、特に注意が必要なモバイルバッテリーの扱いについてのお知らせをご紹介します。最近では、モバイルバッテリーやデジタル機器の普及に伴い、それによる火災や事故が報告されています。そのため、京王バスはお客様に安全を第一に考えた新しいルールを設けました。
1. バス乗車時のお願い
バスに乗車する際は、モバイルバッテリーや充電器はトランクに預けず、必ずお手元や座席周りでの管理をお願いしています。リチウムイオン電池を使用した機器は熱による損傷や発火の危険があるため、座席付近でしっかりと監視していただく必要があります。仮にバッテリーに異常を感じた場合は、躊躇せずに乗務員にお知らせください。また、リチウムイオン電池を含む機器の収納には、カバンやスーツケースを利用しても、トランクでの預かりは不可能ですので、十分ご注意ください。
2. お客様への周知活動
京王バスでは、お客様への安全啓発として、イラストを用いた注意喚起も行っています。乗車時にわかりやすいよう、例えば運賃収受機近くにおいて、視覚的に安心を提供できるよう工夫しています。このイラストはお客様の動線上に掲示され、特に注意を促す役割を果たしています。バスの入口近くに掲げられているため、乗車した際に目に入ることが多く、多くの方に見てもらえることを期待しています。
3. 防火へ向けた対策
さらには、高速バスや空港連絡バスおよび観光バスの全車両には延焼防止シートを設置しています。万一、車内で火災が発生した場合でも、火の回りを最小限に抑えることができるよう設計されています。このシートは火災防止に向けた重要な措置であり、安心してご利用いただくための取り組みです。
4. 多様な言語での注意喚起
外国からの観光客にも対応するため、トランク扉が開いている間は日英中の三カ国語による注意喚起放送も行います。この仕組みは2025年12月までにすべての車両に設置される予定で、日本に訪れる多くのお客様が安心して利用できるよう、拡充を図っています。これにより、外国人のお客様にも安全利用を呼びかけることができます。
5. 充電環境の整備
バス車内では、すべての車両において、スマートフォンやモバイルバッテリーの充電が可能です。各座席にはコンセントタイプまたはUSB(TYPE-A)の給電設備が完備されており、快適に充電ができる環境が整っています。ただし、休憩地点で座席を離れる際には充電器を持ち運ぶようご協力をお願いいたします。これにより、安心してデジタルデバイスを利用できる環境が整っています。
6. お問い合わせ
何かご不明な点がございましたら、京王電鉄バス株式会社運輸営業部高速・貸切事業担当までお気軽にお問合せください。連絡先は042-352-3715で、平日のみ9:30〜18:00まで受け付けています。安全で快適なバス旅行をお楽しみください。