工場自動化の新しい形
2026-09-09 10:16:11

天辻鋼球製作所が「3D.Core」を導入し工場自動化を加速

天辻鋼球製作所が新たな自動化環境を構築



日本のものづくりを100年以上支えてきた天辻鋼球製作所が、工場の自動化をさらに進めるために、クラスでの3Dデータ処理に特化したクラウドサービス「3D.Core」を導入しました。これは、今後の製造業界におけるスムーズな協働ロボットの導入とフィジカルAIの活用を目指すものです。

導入の背景


天辻鋼球製作所は、自動車や航空機、さらには人工衛星に至るまで、幅広い分野で用いられる鋼球を製造しています。国内外に多くの生産拠点を持ち、世界的に見てもトップクラスのシェアを誇る同社は、今後も成長を続けるための競争力強化と生産性向上に取り組んでいます。特に重要なのは、高度な技術やノウハウをデータとして組織に取り入れ、フィジカルAIとして活用することです。

さらに、生産企画部門が迅速かつ効率的に3Dデータを整備できる環境を整えることが求められています。これにより、設計部門への依存を減らし、全体最適な自動化設計が可能になるからです。

3Dデータの整備


フィジカルAI導入の準備プロセスには課題が多く、特に3Dデータの整備には時間と人手が必要です。しかし、「3D.Core」の導入により、設計部門に頼らずとも生産企画メンバーだけでデータを取得・整備できる点が大きな利点だからです。既存のシミュレーションソフトとの連携もスムーズで、結果として生産計画と連動した設計が可能になります。

仮想環境構築の具体的な目標


今後、3D.Coreを活用して、撮影した設備データを基にした仮想環境の構築を進めます。今年度中には協働ロボットの動作検証や干渉チェックを行い、自動化の深化を図ります。また、3Dデータが蓄積されることで、次世代の工場マネジメントの実現に貢献する予定です。

天辻鋼球製作所の生産企画部の松本璃空さんは、現場改善や自動化を進める上で、多くのアイデアを試すことが最適な意思決定につながるとコメントしています。3D.Coreを通じて、実際の設備情報をデジタル空間上に再現し、現場での検証が可能となることで、プロジェクトが円滑に進むことを期待しています。

3D.Coreの特長


「3D.Core」は、東京大学の松尾研究室を源にしたbestat株式会社が開発した、産業向けの3Dデータ活用プラットフォームです。様々な現実空間から取得される映像やデータを高精度に3D化し、その取得から活用までも一貫してサポートします。製造業のほか、インフラの点検やレイアウト検討など、幅広い場面で利用されています。

まとめ


天辻鋼球製作所のものづくりへの取り組みは、3D.Coreの導入によって新たなステージへと進化を遂げます。生産現場の生産性向上と競争力強化が期待されています。今後も、この新しい技術を活用して製造業の未来を切り開いていく姿に、多くの注目が集まることでしょう。


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