AI・プログラミング教育の未来、ITcrossとオブジェクティブコードの提携で実現
2025年9月29日、都内で新しい教育の形が誕生しました。これまで教育事業に注力してきたITcross株式会社と、AI・プログラミングに関する豊富な経験を持つ株式会社オブジェクティブコードが手を取り合い、戦略提携を結びました。この提携により、実践的なスキルを身につけるための教育プログラムが全国で展開されることが決定しました。
日本の教育現場に迫る変革の波
近年、日本国内ではAIやプログラミングの重要性が急増しています。特に実務に直結したスキルを持つ人材の育成が求められていますが、このニーズに対して十分な対応ができていないのが実情です。ITcrossは子ども向けITスクールや個別オンライン教育など、多様な形で教育事業を展開してきた実績があります。一方、オブジェクティブコードはAIや機械学習、自然言語処理などの分野で高い専門性を持っています。両者の強みを融合することで、より効果的な教育が可能となるのです。
提携による具体的な取り組み
この提携では、以下のような取り組みが実施される予定です。
1.
実務視点の教材導入
オブジェクティブコードが開発した実践的なAI・プログラミング教材が、ITcrossの講座に組み込まれます。
2.
講師育成および企業向け研修プログラム
両社共同での講師育成プログラムが開発され、法人向けの研修も充実させます。
3.
全国展開の体制強化
オフライン・オンライン問わず、より多くの学びの場を提供し、地方やオンラインでの学習機会を拡大します。
4.
新コースの創設
AI技術と起業支援の要素を組み込んだ新たなコースを設計し、特別講座や開発体験型ワークショップを行います。
多彩な講座内容と柔軟な料金体系
今後提供される講座は以下のような内容で、幅広いニーズに対応しています。
- - AIでつくる3D・VRコンテンツ制作
- - AI駆動開発の基本から応用
- - チャットボット開発を学ぶノーコードのDify入門
- - スプレッドシート活用術をAIで学ぶ
- - プロンプト入門に関する基礎学習
- - AIについて一から学べる入門コース
料金体系も多様化しており、単発2時間コースは12,000円、5回コースは50,000円、30回コースは200,000円など、受講者は自分のペースに応じたプランを選べます。
パートナーシップの意義
ITcross代表の菅井朝日氏は、この提携が教育事業の発展にとって重要だと述べています。「オブジェクティブコードとの提携は、現場経験豊かなプロフェッショナルと組むことで、教育の質を向上させ、AIリテラシーを高めるための大きな一歩です。」と強調します。
一方でオブジェクティブコードの代表、溝口勇樹氏も「教育と開発の融合こそが次世代の課題解決の鍵であり、ITcross社との共同によって未来を築いていきたい」とコメントしています。
今後の展望
原宿に位置するハラカド校を中心に、特別講座やワークショップを展開し、実践を重視した手法での学びの場を創出します。また、教材開発や講師育成など、教育体制全体の質を高め、全国的な展開を加速させる計画です。
将来的にはプロジェクト型学習などを通じて、実社会で必要なスキルを身につけられるプログラムの拡充を目指しています。
この新たな取り組みは、子どもから大人まで、AIとプログラミングに興味があるすべての人にとって貴重な学びの機会となるでしょう。