米粉カンファレンス2025-秋-が開催
2025年10月24日、米粉の将来を探る「米粉カンファレンス2025-秋-」が開催されました。このイベントには、農林水産省や米粉を扱う事業者、料理家が一堂に集まり、米粉の利用拡大についての議論が行われました。
満足度86.9%を記録
参加者46名のアンケート結果によると、なんと86.9%がカンファレンスの内容に満足し、次回の参加を希望する声も多く寄せられました。この高い満足度は、参加した専門家たちによる充実した講演やディスカッションが大きな要因となっています。
齊官さんの挨拶
カンファレンスの冒頭では、農林水産省の米流通調整官、齊官英雄さんが挨拶をしました。「米コ塾は、米粉を扱う事業者の皆様のおかげで成り立っています。これからも米粉の未来に向けて活動を展開していきたい」と語り、参加者を励ましました。
新潟大学の取り組み
また、新潟大学の経済科学部の学生も参加し、自らの研究成果やアイデアについて発表しました。彼らは「米粉の未来を考える仲間に出会えたことは貴重な経験でした。一緒に挑戦していきたい」と胸の内を語りました。
講演内容とディスカッション
モンサンクレールの辻󠄀口博啓さんや料理家の高橋ヒロさんによるトークセッションでは、米粉の調査結果をもとに、米粉の消費拡大のための工夫について意見交換が行われました。辻󠄀口さんは「米粉の特性が相まって、より美味しい商品が増えてきた」と述べ、高橋さんも「米粉を流通させる工夫が消費拡大に繋がる」と語りました。
商品開発に向けたディスカッション
参加者には、米粉を使った商品の開発について話し合う時間が設けられ、各事業者がアイデアを交換しました。「次にヒットすると思う商品」や「コラボ先を探している」というテーマでの意見が飛び交い、盛況なディスカッションが展開されました。これにより新たな商品開発の光明が見えてきました。
ショートプレゼンでの新商品紹介
また、各企業によるショートプレゼンでは、新商品も数多く紹介されました。例えば、Sweetsさつきの小林雅之さんは「豆乳クリームのバターサンド」を披露しました。小麦アレルギーに配慮した商品展開を行う姿勢が、本イベントの精神を象徴しています。
他にも、ノンオイル米粉ベーグルや米粉と豆乳のカヌレなど、多様な商品が発表され、参加者の驚きを誘いました。これらの取り組みは、米粉の持つ可能性を広げる試みとして、高く評価されました。
今後の展望
一日の締めくくりとして、辻󠄀口さんは「米粉の可能性は今後もっと広がっていく」と力強く語り、高橋さんも「米粉商品が普及する状況を作りたい」と今後の目標を掲げました。
米コ塾について
米コ塾は、米粉を広めるためのコミュニティとして設立され、食の専門家や事業者が集まり、技術やノウハウを共有しています。これからも米粉の普及を目指して活動を続けていくことを誓っています。
このように「米粉カンファレンス2025-秋-」は、参加者の心に響く多くの気づきを与え、米粉の未来を一緒に考えるプラットフォームとなりました。今後もこのようなイベントが続くことが期待されます。