東京都内の110カ所に広がる多言語通訳「KOTOBAL」
東京都は、外国人や障がい者を含む多くの人々が快適に過ごせる場所を目指して、都内の110カ所の施設に多言語通訳サービス「KOTOBAL」を導入しました。この取り組みは、2025年の「東京デフリンピック」を見据え、デジタル技術を駆使したコミュニケーションの向上を実現するためのものです。
「KOTOBAL」は、コニカミノルタジャパンが提供する画期的なサービスで、昨年6月に38カ所に導入され、多くの利用者に喜ばれてきました。本年度は、さらなる利便性を追求すべく110カ所へと拡大しました。このサービスにより、コミュニケーションの障壁が取り払われ、言語や障がいの有無にかかわらずスムーズな対話が可能となります。
高度な技術でサポートする「KOTOBAL」
「KOTOBAL」では、AIによる機械翻訳と24時間365日対応のオンラインオペレーターによる通訳が提供されます。最大32の言語に対応しており、音声筆談や手話通訳も行えます。このサービスを利用することで、外国人観光客や聴覚に障がいがある方々とのコミュニケーションが円滑に進みます。
特に注目すべきは、「リアルタイムAI通訳」の機能です。こちらは、発話内容をAIが自動で言語判別し、瞬時に音声通訳を行います。これにより、会話の流れを中断することなく、自然に会話を続けることができるのです。多言語対応の窓口で、受け答えに時間をかける心配もありません。
利用シーンと導入施設
導入先の施設については東京都の公式発表資料に詳しく記載されていますが、東京アクアティクスセンターや有明テニスの森公園など、都内の多数の公共施設での利用が可能です。都会の多様な場面で「KOTOBAL」を活用することで、訪問者が安心して利用できる環境が整ってきました。
未来の東京に向けた取り組み
コニカミノルタジャパンは、今後も「KOTOBAL」を通じて、さまざまなコミュニケーションの課題解決に努め、新たなサービス価値の創出を目指します。多様な文化を抱える東京では、このサービスが一層重要になってくるでしょう。
東京都が目指す「いつでも・どこでも・誰とでも」つながるインクルーシブな街づくりが進む中、国際的なイベントへの対応力も高まり、さらなる都市間交流の発展が期待されています。
多言語通訳サービス「KOTOBAL」は、単なる通訳を超えた新たなコミュニケーションツールとして、多くの人に利用される日が来ることでしょう。
詳しくは、
「KOTOBAL」の公式サイトをご覧ください。