万博の音を未来へ
2025-12-27 12:30:56

大阪・関西万博のサウンドスケープを未来に残すプロジェクト始動

大阪・関西万博のサウンドスケープアーカイブプロジェクト



2025年開催の大阪・関西万博において、会場全体を包み込む音の景観、すなわちサウンドスケープを後世に残すためのクラウドファンディングプロジェクトが立ち上がりました。このプロジェクトは、Osaka EXPO 2025 Soundscape Design Teamによって運営され、同チームは引地耕太、ブルース イケダ、川口智士、赤川純一らが名を連ねています。プロジェクトの開始日は2025年12月25日です。

万博期間中、会場内では「いのちのアンサンブル」をテーマにした音の環境が設計されていました。この音の風景は、人々や自然、テクノロジーの響きあいを表現するもので、7つのエリアに分かれた会場でそれぞれの作曲家が参加。時間や天候、来場者の流れに応じて音が変わる、生成的なサウンド体験を提供しました。このプロジェクトでは、その中でも6名の作曲家による音源が収録される予定です。

なぜ音を残すのか?



建築や映像、グラフィックアートと異なり、音は記録が難しく、また強く空間や記憶に結びつく特性があります。大阪・関西万博のサウンドスケープは、実際には固定された楽曲ではなく、常に変化する“音の風景”として設計されていたため、万博が終わればその音は消えてしまう運命にあります。

「その音を如何にして未来に残すか」という問いから、このプロジェクトが誕生しました。製作されるアナログレコード(2枚組、1,000組限定)やCD(1,000枚限定)は、万博という特別な場所で生み出された音の環境デザインを後世に手渡すための文化的なメディアとなります。「あの場所、その時間、その環境でしか成立しない音の風景」を未来に引き継ぐことを目指しています。

サウンドスケープの視聴は公式ウェブサイトで可能です。だれでもプロジェクトの進行状況や内容を確認することができます。

プロジェクトの詳細



現在、プロジェクトはクラウドファンディングプラットフォーム「Motion Gallery」で支援を募集中です。目標金額は11,600,000円で、達成した際にはアナログレコードとCDの制作を行います。目標金額に達しなかった場合は、制作は実施されず、支援者には決済がキャンセルされる仕組みです。

支援者へのリターンも用意されています。アナログレコードは8,000円(税込/送料込)で、CDは3,600円(税込/送料込)で提供されます。

【参加作曲家】
  • - evala
  • - KEIZO machine!
  • - Midori Hirano
  • - Kuniyuki Takahashi
  • - Hiroshi Watanabe aka Kaito
  • - Masayoshi Fujita

これらの作曲家の音源が収録される予定で、それぞれが手掛けた音楽が、万博の思い出を形にします。

クラウドファンディング実施期間



2025年12月25日から2026年2月20日までの期間、支援を受け付けています。是非、ご支援のほどお願いいたします。

お問い合わせ



サウンドスケープデザインチームの広報窓口は引地耕太が担当しています。興味がある方は、以下の連絡先にお問い合わせください。
引地耕太のメールアドレス: [email protected]
ブルース イケダのメールアドレス: [email protected]
川口智士のメールアドレス: [email protected]

このプロジェクトを通じて、音の景観を未来に残すことの重要性を感じながら、皆様のご支援をお待ちしております。


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