ハワイの「再生型観光」に寄り添う海洋散骨プランが始動

ハワイの新しい海洋散骨プラン『Ka Pōʻai Aloha』

2025年12月から、ハワイ・ワイキキ沖およびハワイ島沖で新たに始まる海洋散骨プラン『Ka Pōʻai Aloha（カ・ポーアイ・アロハ）』。このプランは、ハワイの伝統文化とリジェネラティブ・ツーリズム（再生型観光）のコンセプトを融合させたもので、国内外から高い関心が寄せられています。実際、2026年にはすでに5件の予約が決定しており、今後の展開にも注目です。

ハワイの「再生型観光」とは

近年、ハワイでは「再生型観光」が進められています。これは、観光客が訪れることで地域の文化や自然がより良い形で保護、再生されることを目指しており、「マラマハワイ」というスローガンの下で、土地への深い理解と思いやりが求められています。この理念は、シーセレモニーが目指す「散骨」にも通じるところがあります。故人を海に還すことで、残されたご家族がハワイの豊かな文化に触れ、心の癒やしを得られる機会を提供するのです。

3つの「再生」体験

『Ka Pōʻai Aloha』では、以下の3つの体験を通じて「再生」を実感できます：

1. 伝統文化の再生：司祭「カフ」による正統な儀式
ハワイでは、儀式を司る「カフ」という司祭が招かれ、ハワイ語の祈りや詠唱が行われます。この儀式に参加することで、家族はハワイの文化の一部となり、思い出を深めることができます。

2. 心の再生：フラとウクレレによる癒やしの時間
追悼の際には、フラダンスと生演奏が行われ、悲しみを感謝の気持ちへと変換する機会を提供します。この時、自然と音楽が一体となり、心の癒やしを体感します。

3. 絆の再生：海が家族の聖地に
散骨後は、正確な緯度・経度が記録され、散骨証明書が発行されます。この場所は遺族にとって「故人に会える聖地」となり、次世代にまで続く絆を育む場となります。

プランの詳細について

『Ka Pōʻai Aloha』の料金は808,000円（税込）から始まります。このプランには、司祭「カフ」による儀式、追悼のフラやウクレレの演奏、日本人コンシェルジュによるアテンドサービスなどが含まれています。さらに、サンセットクナッペとシャンパンの提供、メモリアルムービーの制作も行われます。

詳細はこちらからご覧いただけます。

株式会社SPICE SERVEの想い

シーセレモニーの代表者は、「私たちは海洋散骨を単なる儀式ではなく、ご遺族が新たな一歩を踏み出すための記念日として捉えています。ハワイの「マラマ」の心に基づいて、故人を海へお返しするお手伝いをしたいと思います」と語っています。

海洋散骨サービスの需要拡大

2010年から始まったクルージング事業を基に、2019年に海洋散骨サービスがスタートしました。以来、多くの利用者からハワイや海外での散骨希望の声が寄せられています。故人の遺志や思い入れの場所での散骨を通じて、旅行と一緒にお墓参りを行うという新しいスタイルが求められています。このサービスは、今後ますます需要が拡大していくことでしょう。