鯨類の魅力を広める秋のイベント!
秋の季節に、東京と沖縄で「鯨類」に関連した特別なイベントが目白押しです。これらのイベントでは、鯨の生態や捕鯨の現状について学びながら、食文化としての鯨料理も体験できます。今回は、この秋開催される2つの注目イベントをご紹介します。
 名護博物館での特別企画
まず、11月1日から30日までの間、沖縄の名護博物館において、「クジラってどんな生き物?」という特別企画が行われます。このイベントでは、鯨類の生態や捕鯨の現況を解説したパネルが展示され、子どもから大人までが楽しめる内容となっています。期間中は、毎日10:00から18:00まで開館(最終入館は17:30)しており、休日を利用して訪れるのに最適です。ただし、11月4日、10日、17日、22日から25日、27日は休館日があるため、来場の際は注意が必要です。
また、イベント来場者には、オリジナルシールがプレゼントされます。このシールでは、鯨の種類やその特徴を楽しく学ぶことができるだけでなく、裏面には日本近海にいる代表的な鯨類も紹介されています。シールは数に限りがあるため、早めの来場をお勧めします。
 巣鴨くじら祭り2025
次に、2025年11月23日は東京・巣鴨で「巣鴨くじら祭り2025」が開催されます。このイベントは、巣鴨地蔵通り商店街の「眞性寺」境内で行われ、11:00から16:00までの間、多彩なアクティビティが繰り広げられます。参加者は、鯨に関するさまざまな知識を深めることができるとともに、地域の人々と交流する貴重な機会となります。
さらに、巣鴨くじら祭りでは、周辺のお店も連携し、特別メニューを提供するなど、地域全体が盛り上がります。来場者同士のつながりや、地域の活性化も期待されます。また、くじらポータルサイト「くじらタウン」でもこのイベントの詳細が紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。
 鯨の料理体験と学び
これらのイベントを通じて、参加者は鯨料理の魅力にも触れることができます。実際に行われた夏のイベントでは、鯨肉料理の調理体験が行われ、参加者は栄養士や料理専門家から直々に調理のコツを学びました。東京でのセミナーでは、鯨肉の扱い方や、臭みを抑える下処理の方法などが実演され、その実用性が高く評価されました。
特に、家庭でも再現しやすいレシピの紹介があったことで、参加者からは「学校給食に活かせそう」という声も寄せられました。また、高知での体験イベントでも、地域の中学生以上を対象にした鯨料理の作り方を学ぶ機会が提供され、参加者は自らの手で鯨料理に挑戦しました。
これらのイベントは、ただの食材としての鯨だけでなく、その持続可能な食文化としての意義についても考えるきっかけを提供しています。日本鯨類研究所は今後も、鯨類に関する知見を広め、日本の鯨食文化を次世代に伝えるため、さまざまな普及イベントを実施していく計画です。
 研究所の紹介
一般財団法人日本鯨類研究所は、1987年に設立され、鯨類やその他の海産哺乳類に関する研究や調査を行っています。東京と太地町に拠点を構え、鯨に関する科学的知識の普及や鯨食文化の保存、継承に全力を注いでいます。詳細は公式ホームページ(https://www.icrwhale.org/)をご覧ください。
この秋は、鯨類の世界を体感し、深く知る絶好の機会です。家族、友人と一緒に参加して、楽しいひとときを過ごしてください。
 
 
