韓国とシンガポールの提携
2025-06-02 16:06:11

DSRVとStraitsXの提携でアジアの決済インフラが革新

DSRVとStraitsXが手を組む



韓国のブロックチェーン企業・DSRVが、シンガポールのStraitsXと戦略的業務提携を結んだことが発表されました。この提携によって、両社はアジア地域におけるステーブルコインを基盤とした革新的な決済インフラの構築を目指しています。

提携の目的は、ただの技術協力にとどまらず,各国の金融規制に則った形での実生活における決済連携を実現し、グローバルなリテール決済ネットワークの形成を目指すことです。DSRVとStraitsXは、法定通貨に裏打ちされたステーブルコインの発行および償還に関する技術を共同開発するだけでなく、国境を越えたリテール決済インフラの実現に向けても協力を進めていく予定です。

StraitsXのステーブルコイン



StraitsXは、シンガポール・ドル(SGD)、米ドル(USD)、インドネシアルピア(IDR)に連動するステーブルコインを発行するデジタル決済インフラ企業です。これらのコインは、各法定通貨と1:1で連動しており、イーサリアムやポリゴンを含めた複数のブロックチェーンネットワーク上で運用されています。StraitsXは2020年に発行を開始し、シンガポール金融管理局から様々なライセンスを取得しています。

このような背景のもと、StraitsXはシンガポール国内および国際的な決済領域において、様々な提携機関と共同でステーブルコインを活用したソリューションの拡大を進めています。たとえば、韓国の主要なキャッシュレス決済アプリと協力することで、シンガポールのGrab Pay加盟店での決済が可能になりました。清算に関してはStraitsXが発行したXSGDが用いられます。

CEOのコメント



StraitsXのCEO・テンウェイ・リウ氏は、今回の提携がアジアにおけるステーブルコイン決済インフラの発展を加速させるとともに、規制に適合したエコシステムの拡大に向けて重要な第一歩であると述べています。また、DSRVとの協業によってグローバルな決済ソリューションに革新がもたらされることを期待しています。

一方、DSRVの代表取締役・キム・ジユン氏は、技術力だけでなく、規制との整合性を兼ね備えたインフラがより重要になってきていると指摘し、自社がアジアのステーブルコインエコシステムにおける中核的存在に成長する自信があることを明言しています。

DSRVとStraitsXの未来



今後、両社は規制への対応を前提としたインフラ構築に力を注ぎ、持続可能なグローバル決済エコシステムの形成に向けて一層の協業を強化する方針を示しています。DSRV Labsは、韓国におけるブロックチェーンインフラのリーディングカンパニーとして、2026年のIPOを目指して準備を進めています。たった4兆ウォンのデジタル資産を管理し、70以上のネットワークにノードを展開するDSRVが、国際的な金融機関や公共機関と連携して、より良いデジタル金融環境を構築する姿勢は注目に値します。

StraitsXも、東南アジアをリードするデジタル資産決済インフラとして、規制を遵守した形で国際的な決済を促進し、革新を続けています。両社の強力な連携が生み出す新たな決済エコシステムは、未来の金融世界にどのような変化をもたらすのか、ますます期待が高まっています。


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