東京で体験するCAVAの魅力
2023年7月12日に制定された「国際CAVAデー」に合わせて、7月9日と10日に東京の明治記念館で特別なイベントが開催されました。CAVAはスペイン産のスパークリングワインで、その魅力と製法について知識を深めるための業界向けイベントです。
初日: CAVA Premium Dinner
7月9日には「CAVA Premium Dinner」が行われ、CAVAと特別に用意された料理のペアリングを楽しむ機会が提供されました。当日は約25名が参加し、D.O.CAVA本部からのビデオメッセージや2025年のCAVAアンバサダーであるソムリエール紫貴あきさんによる挨拶で幕を開けました。CAVAの伝統的製法やテロワールを解説し、参加者はその魅力を直接体感しました。
このディナーでは、5種類のCAVAと共に特別料理が用意され、以下のようなマリアージュが楽しめました。
- - Vilarnau Brut Reserva Guarda Superior Rose: 和前菜
- - Joan Sardà Brut Nature Reserva 2021: 和お造り
- - Roger Goulart Gran Reserva Josep Valls 2020 Extra Brut: 舌平目のムース
- - Codorníu Ars Collecta Grand Rose Reserva 2021: フィレ肉のパイ包み焼
これらの食事とCAVAのペアリングによって、参加者はCAVAの多様性と深みを感じる貴重な時間を過ごしました。
二日目: CAVAプロフェッショナルセミナー
7月10日には、ワインプロフェッショナルを対象とした「CAVAプロフェッショナルセミナー」が開催されました。このセミナーでは、D.O.CAVAの広報担当であるジュディ・マネロによるオンライン講義と、紫貴あきソムリエールによるマリアージュセミナーが行われ、50名以上の参加者がCAVAの特性や産地に関する知識を深めることができました。
参加者は、5種類のカバを試飲しながら、それぞれの特徴を学んだり、さまざまな食材との組み合わせを探るテイスティングを体験しました。これにより、CAVAが持つ奥深い味わいを新たに発見することができたようです。
今後の展開: CAVA DISCOVERY WEEK
カバ原産地呼称統制委員会は、業界関係者のみならず一般の人々にもCAVAの魅力を伝える活動を行っています。その一環として、2025年10月後半に東京の赤坂・六本木エリアで「CAVA DISCOVERY WEEK」が開催されます。本イベントでは、ミシュラン星付きレストランなど一流の飲食店がCAVAを用いた特別メニューを提供し、さらに多くの人々にCAVAを楽しんでもらうことを目的としています。
CAVAの文化について
CAVAは、伝統的な方法で醸造される高品質なスパークリングワインであり、熟成プロセスにおける異なるカテゴリーが存在します。2025年からは上位のスペリオールクラスのCAVAが100%オーガニックとなり、持続可能な生産体制を強化していく予定です。
未来に向けて、CAVA原産地呼称統制委員会は、美食とともにCAVAを楽しめる様々なイベントや活動を進めていく予定です。CAVAを通じて、より多くの人々にスペインの豊かなワイン文化を味わっていただけることを期待しています。