マネックス調査の結果
2025-06-20 16:34:59

マネックス証券の個人投資家サーベイが示す2025年の市場動向と投資行動

マネックス証券の個人投資家サーベイ2025年6月調査



マネックス証券株式会社は、2025年6月5日から6月9日まで、同社の口座を持つ個人投資家を対象に大規模なアンケート調査を実施しました。総回答数は1,007件に達し、個人投資家の市場観やNISAの使用状況、さらには最近の物価上昇とその影響に関する見解を探っています。

1. 2025年の日経・ダウ平均株価予測


調査の一つでは、2025年の日本の日経平均株価および米国のダウ平均株価の高値と安値の予想について尋ねられました。個人投資家の61.1%が日経の高値予想を「40,500円未満」とし、安値予想に対しては49.3%が「30,500円以上」と答えています。また、ダウ平均に対する高値予想も38.4%が「45,500ドル未満」と述べ、安値予想は34.4%の人々が「36,000ドル以上」としました。

2. マーケットの急落と投資心情


2025年4月、トランプ大統領の政策が引き金となり、マーケットは大幅に急落しましたが、それに対する投資家の心情はきわめて冷静です。「チャンスだと思った」という意見が4割以上を占めています。これに反して、投資をやめたいと考える人はごく少数であり、多くの投資家は保有資産を動かさずに回復を待つ姿勢です。

3. 物価上昇の影響


また、物価上昇についても尋ねられ、圧倒的に多くの人が「変化はない」と回答していますが、一定の割合でインフレ対策として新たな投資が行われています。特に、支出割合の中では食費の増加が見られました。

4. アクティビストの認知度


さらに、アクティビストファンドに関する認知度を調査した結果、多くの投資家がその存在を知っており、提言に対するイメージも改善されつつあります。これはアクティビストの存在が経営改善に寄与するという期待から来ているようです。

5. NISA口座の利用状況


2024年から始まった新しいNISA制度においては、9割以上の人が口座を開設しており、全体の6割以上が成長投資枠を利用していることがわかりました。投資金額に関しては、10万円以上100万円未満が最も多いという結果が出ています。

6. 海外市場への見通し


日本、米国、中国の株式市場に関する見通しも調査され、全ての国で改善が見られることが明らかになりました。これは投資家が前向きな姿勢を持っていることを示しています。

結論


今回の調査からは、個人投資家はマーケットの急変動にも冷静に対処し、物価上昇に対してもポジティブな視点で投資を続ける意向が強いことが伺えます。また、NISA制度を活用することで、長期的な投資を志向している傾向が顕著です。今後もこれらの点に注目しつつ、市場の動向を見守りたいものです。


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