燦ホールディングスが新中期経営計画を発表
燦ホールディングス株式会社(東京本社:東京都港区、大阪本社:大阪市北区、代表取締役社長:播島聡)は、2025年度から2027年度を対象とした中期経営計画を発表しました。この計画は、全国で安心・安全なお葬式とライフエンディングを提供することを目指しています。特に、シニア世代とその家族に対し、寄り添ったサポートを行うことを重視しています。
新しい方針と特徴
燦ホールディングスは、2031年度の創業100年を見据えた長期ビジョンの一環として、「シニア世代とそのご家族の人生に寄り添うライフエンディングパートナー」を位置付けています。前回の中期経営計画では、205館の会館体制を目指していましたが、これを前倒しで実現。今後は550会館への拡大を目指します。
この計画では単なる事業拡大にとどまらず、サービスの質やガバナンス体制の強化も図り、「満足と感動」を提供する企業への進化が求められています。加えて、M&Aや自社出店を通じて主要都市への展開を加速し、社会的貢献を実現することが重要な課題です。
背景と業界の変化
葬儀業界は競争が高度化しており、新規参入も増える中で変化が求められています。顧客の多様なニーズに対応し、ライフエンディングに関連したシームレスなサービス提供を目指す一方で、既存のビジネスモデルを進化させる必要があります。これにより、顧客の価値観や希望に応える企業としての地位を強化していく計画です。
過去の振り返りと成績
前回の中期計画期間中、燦ホールディングスは営業収益319.8億円、営業利益45.2億円を達成しました。これはそれぞれ中期目標の139%、125%にあたるもので、営業利益率は14.1%となりました。また、キャッシュイン209億円を実現し、成長投資として173億円をM&Aに使い、持続的な成長を確保しました。
新しい重点戦略
1. 成長(Growth)
葬儀事業とライフエンディングサポートの両方を拡大し、特に家族葬を中心に全国の主要都市へ進出してゆきます。自社出店の他にもM&Aを通じて市場シェアを拡大し、長期的な顧客サポートを実現します。
2. 品質(Quality)
サービス品質の向上を目指し、クオリティマネジメントシステムの強化や人材育成を徹底します。お客様からのフィードバックを基にし、満足度向上に努めます。
3. 変革(Change)
きずなホールディングスとの統合を推進し、機能やノウハウを効果的に共有し合うことで、ガバナンス体制も強化します。
4. 持続可能性(Sustainability)
ESG・SDGsに配慮した企業として、資本効率や人的資本経営を重視し、社会課題の解決にも積極的に貢献します。
今後の展望
燦ホールディングスは、ROE8%以上を目指し、EBITDAなどの新たな指標を設定しています。2025年にはこの計画からの影響を考慮した詳細数値目標を公表する予定です。私たちの目指すのは、愛と敬意に満ちた社会の実現です。これからも、人生100年時代を生きる全ての人々に対し、心から寄り添ってまいります。