アイ・グリッド・ソリューションズが国際イニシアティブに加盟
東京・港区を拠点とする株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは、国連が主導する国際イニシアティブ「24/7 Carbon Free Energy Compact」に新たに加盟したことを発表しました。この取り組みは、エネルギー事業を通じてより持続可能な脱炭素社会を実現するための一環です。
24/7 Carbon Free Energy Compact とは
24/7 Carbon Free Energy Compactは、リアルタイムでのカーボンフリー電力の供給を可能にすることを目的とした国際イニシアティブです。このコンパクトには、米国連邦政府をはじめ、GoogleやMicrosoftなどの著名なIT企業、スタンフォード大学を含む教育機関、さらに多数のエネルギー関連企業や金融機関など、177以上の団体が参加しています。
5つの基本方針
このイニシアティブが掲げる基本方針は以下の5つです。
1.
厳格な同時同量の調達:カーボンフリー電力をリアルタイムで調達します。
2.
同一系統内での調達:地域の電力システム内でのカーボンフリー電力の調達を進めます。
3.
技術包括性:さまざまな技術を利用することを重視します。
4.
新しい発電の推進:イノベーションを促進し、新しい発電システムの実現を目指します。
5.
電力システムへの影響の最大化:持続可能なエネルギーシステムの影響を最大化することを目的としています。
アイ・グリッドの取り組み
アイ・グリッドはこれまで企業や自治体の再生可能エネルギー自給率を向上させるためのGXソリューション事業や、余剰再生可能エネルギーの循環を促進するエナジートレーディング事業を手掛けてきました。また、屋根上に太陽光発電所を設置する分散型太陽光発電の推進にも力を入れています。
独自の予測AIを使用したプラットフォームを通じて、余剰電力の循環スキームを構築し、消費しきれない余剰電力を他の施設に供給することによって、地域内での電力の循環を実現しています。これらの取組みにより、再生可能エネルギーのトレーサビリティモデルの研究にも注力しています。
今後は、24/7 CFEの実現に向けた取り組みに積極的に参加し、企業の再エネ利用率をさらに高めるための事業展開を進めます。2050年までのカーボンニュートラルの実現に向け、持続可能な社会の構築に貢献していく所存です。
アイ・グリッド・ソリューションズの概要
アイ・グリッドは、物理的な資源とデジタル技術を組み合わせて全国規模で再生可能エネルギーの集約と循環を推進する企業です。これまでに、累計1270施設で約312MWの太陽光発電所を開発しており、脱炭素社会の実現に向けた様々なサービスを展開しています。
私たちは「変化より、はやく」をスローガンにした活動を通じて、地域に根ざしたグリーンエネルギーのサステナブルな流通を実現し、未来のエネルギー社会の姿を描いていきます。