理学ボディのAI活用
2025-09-08 08:33:42

AI推進で業務削減を実現した理学ボディの挑戦

株式会社理学ボディのAI推進プロジェクト



東京都渋谷区に本社を置く株式会社理学ボディは、理学療法士の専門知識を活かして、健康作りに貢献するサービスを展開しています。この度、同社が2025年6月に発足した全社横断的な「AI推進プロジェクト」において、わずか2ヶ月という短期間で月間80時間、年間に換算すると960時間もの業務時間を削減しました。このプロジェクトは、業務効率を追求するだけではなく、「人が価値を最大化する働き方」を実現するための取り組みでありました。

プロジェクトの背後にある思い



理学ボディの代表、木城拓也氏は、「経営課題を解決するためにAIをパートナーとして活用する」というビジョンを持っています。急成長する事業において、従業員が創造的な業務に専念できる環境を整えることが重要な経営課題として認識されていました。AIを単なる効率化ツールと捉えるのではなく、働き方を進化させるための文化を作り出すことが目指されました。

このプロジェクトでは、全社員の参加を促すためにトップダウン型のアプローチではなく、全員がAIを活用する文化を育てることを重視しました。そのため、木城代表自身もプロジェクトに関与し、社員と共に学ぶ姿勢を見せています。

社員の声を反映した施策



プロジェクト開始に際して、全社員にAI活用に関するアンケートを実施しました。このアンケートから、社員がAI活用に対し求めている具体的なニーズを把握し、以下の4つの施策を展開しました:

1. 環境づくり: AI関連ツールの利用補助制度(月1万円)により、ハードルを下げる。
2. 知識ときっかけづくり: 隔週で勉強会を開催し、実践的な活用事例を共有。
3. 成功体験づくり: 管理職によるPoC(概念実証)の伴走支援を行い、小さな成功を積み重ねる。
4. 文化づくり: Slackチャンネルを活用した情報共有の文化を促進。

これらの施策により、AI活用が全社的に進み、社員の意識も高まりました。

各部門での成功事例



具体的な業務改善の成果は、各部門の取り組みからも見て取れます。

  • - 経理: もともと「GASとは何か?」と戸惑っていた担当者が、わずか3週間で業務を自動化。15時間かかっていた経理処理が30分に短縮されました。
  • - 労務: お問い合わせ対応を自動化する「Bot」を開発し、自身の負担を軽減。
  • - 広報PR: 手作業で行っていたメディアへの問い合わせを自動化し、情報発信のスピードと正確性が向上しました。
  • - 全社: Slack内のコミュニケーションを円滑にする仕組みを構築し、業務効率を向上させました。

今後の展望



AI推進プロジェクトの成果を次のステップに進めるため、社内業務の効率化だけでなく、同社の製品開発にもAIを応用していく予定です。これにより、社員は顧客へ向き合う時間を増やし、顧客満足度の向上を目指します。理学ボディは、テクノロジーを積極的に取り入れた、先進的なHEALTHCARE VENTUREとしての道を歩んでいくのです。

まとめ



理学ボディのAI推進プロジェクトは、短期間での業務削減に成功し、社員の意識改革を実現しました。今後も、理学療法士の技術を基にした新たなサービスに期待が寄せられます。社名からも分かるように、同社が目指すのは世界中の人々の健康をサポートすること。このプロジェクトの成功が続けば、さらなる可能性が広がることでしょう。


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