NonagonのDeFi運用
2025-11-28 12:48:25

ホットリンクグループ、Nonagon CapitalがDeFiで400万ドルの投資を完了

ホットリンクグループの新たな挑戦



ホットリンクグループの合同会社Nonagon Capitalが、DeFi(分散型金融)運用に向けて約400万米ドル(約6億円)の投資を完了しました。これは、10月8日に発表された初回投資に続くもので、DeFi運用は立ち上げ段階から本格運用フェーズへと移行しています。

ステーブルコインを用いた金融戦略



企業が暗号資産を運用する際、価格の変動は大きなリスクとされます。この市場の波動は株価とも関連しているため、慎重な財務戦略が求められます。その中で、最近では企業が暗号資産の保有や活用を進める新しい財務戦略が注目されています。特に、DAT(Digital Asset Treasury)戦略を導入する上場企業が増え、企業の暗号資産利用という新たな潮流が見られています。

しかし、市場環境や規制の変動により、資産の価格が変動することも多く、その影響を最小限に抑えることが企業の重要なテーマとなっています。さらに、DAT戦略を実施するには、おおよその暗号資産を保有する必要があり、そのための資金調達が課題となっている場合があります。これにより、企業が暗号資産を資産として保有するハードルが高まっています。

このような環境の中で、ホットリンクは長年にわたり、企業がDeFi運用をスムーズに行うための手法を模索してきました。そして、安定した価値を持ち、規制の整いつつあるステーブルコインを活用することが、企業がDeFi領域に参入する最適解であるとの結論に達し、本運用を開始する運びとなりました。

現時点では、Ethenaを運用先としているものの、今後も運用先の選定を継続して行なう予定です。また、海外に目を向けると、MorphoやGuntletなどのリスクを抑えながら高い利回りが期待できるDeFiプロジェクトも注目されています。さらに、高利回りを求め、初期段階のDeFiプロジェクトに流動性を提供する検討も進めています。

未来展望



第二次トランプ政権の誕生以来、ステーブルコインを取り巻く環境は急速に変化しています。規制の整備と技術の向上により、ステーブルコインを利用する際の手数料や取引のスピードが改善され、企業が利活用しやすい状況が整いつつあります。大手金融機関やスタートアップのステーブルコイン発行の動きも増え、今後、利用シーンがますます広がることが予想されます。

しかし、企業がステーブルコインを活用したDeFi運用を公開している事業者は依然少なく、本運用からの知見は貴重なメッセージとなるでしょう。ホットリンクは得られた知見を既存の投資事業やコミュニティ事業、バリデーター事業などに展開し、Web3技術の社会実装に貢献していく姿勢を示しています。

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会社情報


合同会社Nonagon Capitalはサンフランシスコ・ベイエリアを拠点とし、ブロックチェーンプロジェクトに投資するベンチャーファンドです。日本市場を含むグローバルなネットワークを活かし、インフラ構築やDeFi、DAO、エンターテイメントなど多岐にわたるプロジェクトにシード投資を行っています。ホットリンクは、SNSマーケティングを中心に事業を展開しており、Web3にも取り組んでいます。


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