日韓連携で新たなホテル事業がスタート!
株式会社ロッテホールディングスと韓国のホテルロッテがタッグを組んで設立した新会社「LOTTE HOTELS JAPAN」が、2025年2月26日に正式にスタートします。新宿に本社を置くこの会社は、日本国内におけるホテル事業の拡大を目指すもので、今後10年間で主要都市や観光地に20のホテル、合計4,500客室の展開を計画しています。これは既存のロッテシティホテル錦糸町やロッテアライリゾートを含む数字です。
働きかける日韓のシナジー
観光庁によると、2024年には日本を訪れる外国人旅行者数が過去最高の3,687万人に達すると予測されています。また、韓国人観光客はそのうちの23.9%を占めており、ロッテブランドの認知度が日本での宿泊客獲得に寄与すると期待されています。LOTTE HOTELS JAPANは、日韓両国の豊富なホテル運営ノウハウを基に、ラグジュアリーからリゾートまで多彩なホテルブランドを日本市場向けにカスタマイズし、新しい宿泊体験を提案します。
代表者のメッセージ
福井朋也社長は、新しい旅行の価値が“イキイキとした自分”との出会いにシフトする中で、「一期一会」の精神を持ったホテルとして、心温まる体験を提供していくと述べています。地域の文化に根ざしたサービスを通じて、訪れる全ての方に忘れられない思い出を作ってもらうことを目指しています。
LOTTE HOTELS JAPANの特徴
1.
ホテルオーナーとのパートナーシップ
「LOTTE HOTELS JAPAN」は、複数のホテルオーナーと提携し、マネジメント・コントラクト方式で全国展開を目指します。この方式により、オーナーはロッテの専門知識とブランド力を活かした安定した経営が可能になります。
2.
多彩なブランド展開
ホテルロッテが展開してきたブランド群を日本市場に合わせてカスタマイズし、ラグジュアリーな体験を提供します。例えば、ウェルネスプログラムを充実させることで、心と体を癒やす空間を提案していく予定です。
3.
地域とのつながり
地元の文化や特徴を生かした体験を通じて、観光客に日本の魅力を伝える役割も担う予定です。農業体験や地域散策などを通じて、訪れる人々がより深く地域と触れ合う機会を設けます。
既存のホテルへの期待
現在、日本国内にはロッテアライリゾートとロッテシティホテル錦糸町の2つの施設があります。ロッテアライリゾートでは、スキー場や温泉など様々なアクティビティを楽しむことができ、四季折々の自然を満喫できます。一方、ロッテシティホテル錦糸町は、東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」に隣接し、観光の拠点としての利便性が高いです。
今後の展望
LOTTE HOTELS JAPANは、日韓の連携を強化しつつ、今後さらに多くのホテルを展開していく計画です。この新会社が日本のホテル業界にどう影響を与えるのか、そして新たにどのような宿泊体験を提供していくのか、ますます注目が集まります。旅行業界が活発化しつつある中、LOTTE HOTELS JAPANが提供する新しい価値は、今後の観光客にとって大きな魅力となるでしょう。