生産者と消費者の交流
2025-12-25 10:36:12

宮崎県で開催された生産者と利用者の交流会の模様

宮崎県で生産者と消費者が直接対話する公開確認会



2023年12月、東京都新宿区に本部を置くパルシステム生活協同組合連合会が主催する公開確認会が、宮崎県都城市にあるイシハラフーズ株式会社で開催されました。このイベントは、消費者と生産者の距離を縮めることを目的にしており、今回は38人が現地に参加し、さらにオンラインでは40人が参加しました。

安全な食材の確認

公開確認会では、生産者が栽培した冷凍ホウレンソウの製造プロセスや、同社が独自に開発した営農アプリによる管理システムが紹介されました。この制度では、農産物の栽培方法や安全性の確認を行い、消費者が直接その目で確かめることができます。これにより、消費者は自身が選ぶ食材の安全性についてより深く理解することができます。

独自の管理システム

イシハラフーズの気になるポイントは、同社が独自に開発した営農アプリです。このアプリを利用することで生産者は730カ所以上の耕作地の情報を管理し、各種作業記録を簡単に入力、共有できます。参加者はこのトレーサビリティの仕組みを通じて品質の安定性を確認し、「安心して食べられる冷凍野菜」を享受できる理由を理解しました。

社会貢献活動と労働環境

また、監査の過程では、イシハラフーズの社会貢献活動や労働環境も評価されました。彼らは毎月、フードバンクに冷凍野菜を提供し、困っている家庭を支援しています。加えて、外国人技能実習生を含む従業員同士のコミュニケーションも良好で、働きやすい環境づくりに努めているとのことです。

生産から消費までのつながり

監査後の総括では、パルシステムの佐藤哲郎第1産直部長が、自社農場による安定した生産体制の重要性について触れ、地域の持続可能な発展に向けた取り組みを強調しました。イシハラフーズの代表取締役、小倉祥子氏も、若手スタッフと共にノウハウの継承を目指していく意向を述べ、今後の課題に取り組んでいく姿勢を見せました。

持続可能な食の未来

パルシステムはこのようなイベントを通じて、生産者と消費者間の理解を深め、持続可能な食料生産と地域貢献に寄与する決意を新たにしています。これからも双方の連携を強化し、食文化の発展と地域づくりに貢献していくことでしょう。

この公開確認会に参加することで、私たち消費者も生産者の思いや努力を直接感じ取ることができ、心のつながりを新たにする貴重な機会となったことでしょう。今後のさらなる活動に期待が寄せられています。


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