ワイハウがFINX JCryptoと提携しビットコインを株主優待に導入検討
ワイハウとFINX JCryptoの業務提携
東京の新宿に本拠を置くTHE WHY HOW DO COMPANY(ワイハウ)が、国内の暗号資産交換業者であるFINX JCryptoとの業務提携契約を締結しました。この提携により、ビットコイン(BTC)を活用した株主優待制度の導入を検討する動きが始まっています。
提携の背景と目的
ワイハウは2025年の経営改善を目指し、経営体制を新たにし、特に「泥臭い現場主義」と「実践的な経営コンサルティング」を基盤とする事業戦略を展開しています。大手企業および異業種との共創を進めることで、社会的な課題の解決を目指しつつ、企業価値の向上を図ることを狙っています。最近では、通信業界で楽天モバイルとの提携を進め、広範な連携を模索している状況です。
このような中で新規事業の領域拡大に向けて、暗号資産を使った株主還元を視野に入れた業務提携契約をFINX JCryptoと結びました。特にビットコインの導入が注目されています。
具体的な合同の内容
この提携契約では、暗号資産の受け渡しおよび保管に関するノウハウをFINX JCryptoから受け入れ、利便性の高い環境を整えることを目指します。具体的には、ビットコインの株主優待制度の詳細設計に向けた活動が行われることになり、安全な保管態勢も提供される予定です。
ワイハウは過去にコロナ禍で暗号資産取引所ソフトウェアのレンタル事業を一時中断していましたが、エストニアの企業にこのソフトウェアを提供し、運営の協力を行った経験があります。この実績をもとに新たなサービス展開を行う計画もあります。
今後の見通し
代表取締役社長の亀田信吾氏は、暗号資産市場が今後さらに成長する見通しを示し、米国を含め世界の市場での一般的な資産としての位置付けを強調しています。また、同氏は堅実な企業買収を進める一方、新しい技術や構想を持つ企業の重要性も語り、株主優待として暗号資産を取り入れる計画を明らかにしました。
FINX JCryptoについて
FINX JCrypto株式会社は、東京都台東区に本社を構え、暗号資産交換業や宅地建物取引業を行う企業です。設立は2010年で、資本金は約124,771万円に上ります。著名なFINX Fortune Limitedが大株主となっており、新興の暗号資産業界で存在感を示しています。
ワイハウとFINX JCryptoの提携はいまだ始まったばかりですが、今後の動きに注目が集まります。具体的な株主優待制度の設計が進む中で、投資家にとっても新たな選択肢が生まれることでしょう。今後、正式な発表が待たれます。