新時代のバックオフィスを支える『UPSIDER AI経理』の誕生
株式会社UPSIDERが新たに発表した『UPSIDER AI経理』は、AI技術を活用した経理業務の代行サービスです。このサービスは、月次決算の自動締めや経営レポートの作成を行い、企業のバックオフィス業務を圧倒的に効率化することを狙っています。
中小企業の経営者が抱える課題
多くの中小企業では、経営者自らが経理や総務などの業務を担っているのが実情です。中小企業庁の調査によると、約75%の経営者が財務・会計や労務管理に関与しています。特に従業員数が100人未満の企業では、「経理1人体制」の傾向が強く、それにより業務が属人化してリスクも高まることが指摘されています。
また、士業である会計事務所や税理士法人も、この問題から無縁ではありません。記帳代行や証憑整理といった業務は低価格でありつつも、多大な負担を強いられることが多く、現場からは業務の多忙化に対する不満の声が聞かれます。
UPSIDER AI経理の特長
UPSIDER AI経理は、AIと人のハイブリッドオペレーションにより、記帳、請求書の発行、証憑整理、振込の補助、月次決算レポートの作成などをワンストップで実施します。これは、企業の経理業務を自動化し、標準化することを目指しています。
すでに350社以上にβ版が導入されており、実績が証明されています。月額9,480円から利用可能という手頃さも評価され、企業は負担を大幅に軽減することができます。
日本の成長を支える新たな基盤
UPSIDERは、本サービスを通じて中小企業の成長を支えるための「経営OS構想」を掲げています。企業、士業、金融機関が直面する人手不足という構造的な課題に挑むことで、次世代のシステムを共創することを目指しています。
UPSIDERの代表取締役である宮城徹氏は、「世界で戦える企業を増やし、日本を再び強くするために、次世代の経営OSをみんなで作る」と語っています。これは、企業、士業、金融機関の各自が持つ強みを活かし合いながら、新たな経営基盤を築く挑戦でもあるのです。
まとめ
UPSIDER AI経理は、中小企業における経理業務の進化を促進します。AI技術を駆使した経理業務の自動化により、企業は本業に集中でき、士業は専門業務に専念しやすくなります。これは、単に業務の効率化を図るだけでなく、日本全体の経営基盤を再構築することに寄与するでしょう。今後のさらなる展開が期待される『UPSIDER AI経理』に注目です。