小田原かなごてファームの新たな挑戦
2025年5月、みんな電力が誇る「発電所応援制度」において初めて1,000世帯から応援を受ける発電所が誕生しました。それが、神奈川県小田原市にある「小田原かなごてファーム」の発電所です。同ファームは、農業と再生可能エネルギーの融合を目指し、ソーラーシェアリングという新たな手法で持続可能な電力生産を行っています。
小田原かなごてファームについて
小田原かなごてファームは、荒廃した農地を活用し、太陽光発電と共に農産物を生産しています。特に、無農薬で育てられた米や、地域の特産品である「おひるねみかん」が有名です。このたび200年以上の歴史を持つ井上酒造と協力し、日本酒「推譲」を製造する試みがスタートしました。これは、米の生産に使われた電力も自らの発電所で供給されるため、電力生産者の顔が見える日本酒となっています。
イベント概要
小田原かなごてファームでは、再生可能エネルギーをテーマとした特別体験イベントを全2回計画しています。2025年9月27日には第1回目の稲刈り体験と懇親会が催され、参加者は自ら収穫した米がどのように日本酒となるかを体感できます。第2回目は2026年3月に行われ、酒造工程を見学し、井上酒造の日本酒を味わう特別な機会です。
第1回「稲刈り×懇親会」の詳細
- - 日程: 2025年9月27日(土)
- - 時間: 稲刈り11:00~16:00、懇親会17:00~19:00
- - 場所: 小田原かなごてファーム
- - 定員: 各回15名(最少催行10名)
- - 料金: Aプラン(稲刈りのみ) 1,000円、Bプラン(稲刈り+懇親会) 大人6,000円、20歳未満4,000円
稲刈り体験と懇親会の内容
参加者はまず、ソーラーシェアリングの仕組みや発電所の紹介を受けた後、自ら手作業で米の収穫を行います。黄金色に輝く「はるみ米」を収穫した後は、懇親会に参加し、日本酒「推譲」や地域の特産を使用した料理を堪能。発電事業者や杜氏との交流の場で、直接話を聞ける貴重な体験が待っています。
参加方法
興味のある方は、専用の申込フォームからお申し込みください。定員には限りがあるため、早めの申し込みをお勧めします。地域の新しいつながりを感じる、この特別な体験に参加してみませんか?
応援の意義
1,000世帯からの応援を受けることにより、小田原かなごてファームは安定した収入を得ることができ、今後も地域への還元を行っていくことができます。また、これは地域経済の循環を促進し、再生可能エネルギーの普及にもつながります。 事業者と利用者が直接つながる新しいモデルが全国に広がることを期待しています。
2026年には小田原かなごてファームの米が日本酒「推譲」として生まれ変わる様子を見学するイベントも予定されており、それにより地域とのつながりがさらに深まることでしょう。この特別な体験を通じて、再生可能エネルギーの意義や地域への貢献について考えるきっかけになるかもしれません。