300人以上の学生が集結した特別講義:電通大に小俣CTOが登壇
2025年11月26日、東京の電気通信大学で行われた「ベンチャービジネス概論」講義に、アルサーガパートナーズの代表取締役会長兼CTO、小俣泰明氏が登壇しました。本講義は、近未来のキャリア形成についての貴重な話を伝える機会となり、参加者の熱意が感じられました。この特別講義には、オフライン、オンラインを合わせて300名を超える学生が参加し、AI時代での生き残りをかけた学びを得る場となりました。
講義のテーマと内容
小俣氏が提示したテーマは「現役会長兼CTOが考える後悔のないキャリアの築き方とAI時代に必要な人材」です。約90分にわたって、自らの社会人としてのキャリアを振り返りながら、AI技術の進化を背景にした未来の労働市場で求められるスキルやマインドセットについて、具体的な経験をもとに語りました。学生たちの率直な質問にも丁寧に応じ、双方向のコミュニケーションが促進される場となったことが印象的でした。
小俣氏のキャリアと学び
大手企業での経験
小俣氏は、日本ヒューレット・パッカードやNTTコミュニケーションズなどで技術者としての基礎を築きました。特に、社会人初期に得たネットワークインフラやプロジェクトマネジメントの知識が今に生きています。しかし、その経験において一つの思いを持ったと言います。「学んだスキルを活かす場が少なかった」ことへの違和感です。このことから、「スキルは磨くだけでなく、実践で活用することが重要」と語りました。
ベンチャー企業での挑戦
その後、ベンチャー企業での経験に転じる中で、小俣氏は給料が支払われないというトラブルも経験しましたが、彼はこの時期に自らの成果が会社の業績に直結することを実感し、大きなやりがいを得たと述べます。特に、大手企業での知識を活かすことで競争力を高め、自身のキャリアが広がったことは教訓と言えるでしょう。
起業家としての視点
35歳で起業した小俣氏は、事業の立ち上げにあたって「何のために会社を創るか」「どのように組織を作るか」「どのように会社アップさせるか」といったポイントが重要だと強調します。特に、最初からイグジット戦略を持つことの価値や,市場ニーズを徹底的に探ることの重要性を具体的な成功例を挙げながら説明しました。
AI時代に求められる人材
AIが人間の仕事を代替し始めている現代において、小俣氏は「主体的に判断し、責任を持つことができる人間に価値が残る」と強調します。AI技術の進化に伴い、好奇心を持ち続けること、さらに生成AIと対話を重ねる姿勢が求められるといいます。こうしたテーマに沿い、学生たちから多くの質問が寄せられ、参加者の関心が高まる中で実り多い時間となりました。
学生たちの反応
講義の最後には、多くの学生が感想を述べました。「ベンチャービジネスについての具体的な話が聞け、非常に頼もしかった」「年収だけでは幸福を決められないという教訓が印象深かった」といった声が。そして、「遅すぎることはない」という小俣氏のメッセージは、多くの学生に勇気を与えました。
まとめ
今回の講義は、実社会と大学教育を結ぶ貴重な取り組みの一環として、300名以上の学生が参加し盛況のうちに終了しました。今後もアルサーガパートナーズは、生成AIや先端技術を社会に届けるだけでなく、次世代の技術者やリーダーが自らの可能性に気づき、未来を切り拓く力を育むための活動を続けるでしょう。次回の講義も期待されます。