スタートアップ支援の新たな取り組み「Exit戦略コンソーシアム」の設立
株式会社ケップル(代表取締役CEO:神先 孝裕)は、スタートアップ企業が抱えるExit課題を解決するための新たな試みとして「Exit戦略コンソーシアム」を立ち上げました。このコンソーシアムは、スタートアップ経営者が多様なExit手段を理解し、より適切な戦略を選択できるようサポートすることを目的としています。これまでの経験と広がるネットワークを駆使し、経営者たちが一緒に学び、対話することができる場を提供していきます。
Exit戦略コンソーシアム設立の背景
近年、上場プロセスの難易度が増し、IPOの実現が容易ではなくなっています。さらに、経済環境の変化や資本政策の問題により、Exitに向けた決断が難しくなっているのが現状です。このような中で、Exitに関する情報が不足していることや相談の場が限られていることが、経営者にとっての大きな悩みの一つとなっています。このような課題を解決するために設立されたのが、この「Exit戦略コンソーシアム」です。
このコンソーシアムは、さまざまなExit手段について学び、互いに意見を交換しながら、より良い戦略を見つけるための“学びと対話の場”として機能します。具体的には、IPOやM&A(企業の合併・買収)、事業売却、セカンダリー取引など、さまざまなExitオプションについての理解を深める活動を行います。
コンソーシアムの活動内容
「Exit戦略コンソーシアム」では、月に一度、経営者向けの活動を開催します。具体的なプログラムとしては次のようなものがあります。
IPOやM&A、セカンダリー売却などのExit手法を体系的に学び、経営戦略の幅を広げる勉強会を実施します。
- - Exit経験者と買い手企業によるパネルディスカッション
Exitを実際に経験した経営者や買い手企業の担当者が参加し、成功や課題についてリアルな事例を共有します。
資本政策を立案し、Exitを見据えた実践的な戦略を考えるワークショップが行われます。
経営者同士が知見や課題をシェアし、交流を図る場も設けられています。
さらに、株価算定やM&A候補の紹介、専門家による相談など、Exit戦略の提案から実行まで包括的にサポートする体制も整っています。
参加資格と申し込み方法
「Exit戦略コンソーシアム」への参加資格は、スタートアップの経営者(CEOや創業者など)で、Exitを検討している方であり、参加は無料です。詳細な活動内容や申し込み方法については、公式ウェブサイトでご確認いただけます。
Exit戦略コンソーシアム公式ウェブサイト
ケップルのミッション
ケップルは「Create New Industries(世界に新たな産業を)」というミッションのもと、スタートアップエコシステムの成長に寄与する様々な事業を展開しています。特に、M&Aや資金調達の分野で培った豊富な知見を活かし、スタートアップと投資家を結びつけることで持続可能な成長を促進しています。
「Exit戦略コンソーシアム」の設立により、スタートアップ経営者が多様なExit選択肢を前向きに考えていける環境作りを支援し、共に成長できる社会を目指しています。