新たな防犯文化を目指す「Amule」
東京都渋谷区に本社を構えるAmule株式会社が新たに立ち上げた防犯ギフトブランド『Amule(アミュール)』は、「安心を、美しく、日常に」というテーマを掲げています。このブランドは、元ミュージカル『アニー』の主演女優であり、自衛隊行事でも独唱を披露した石川鈴菜が手がけたもので、彼女の痛ましい体験から生まれました。 
 石川鈴菜の原点と防犯への思い
石川鈴菜は幼少期から数多くのミュージカルに出演し、幅広い演技力を磨いてきました。しかし、彼女の人生を一変させたのは中学生のときに遭遇した恐怖体験でした。夜道で襲われるという衝撃の出来事が彼女に「自分の身を守ることの重要性」を痛感させました。この体験を経て、彼女は大人になっても防犯ブザーを持たなかった理由が「持ちたくなるデザインがなかったから」と気づきます。そこで防犯をもっと自然で美しくするためにAmuleの開発がスタートしました。
 大人のための新しい防犯
防犯ブザーは一般には子どもの持ち物という扱いが根強いですが、実際には大人の女性が被害に遭うことも多いという現実があります。愛知県警察によると、成人女性の防犯ブザー所持率は1割を切っており、実際に携帯しているのはわずか0.7%です。このような低い携帯率は、「子ども向け」といったイメージからくるものであり、心理的なハードルが影響しています。
 コンセプトとミッション
『Amule』のコンセプトは「安心を、美しく、日常に」。これは、防犯ブザーを単なる持たされるアイテムから、持ち歩きたくなる形に変えることを目指しています。そのためにデザイン性だけでなく、実用性も兼ね備えた商品を提供していきます。また、石川鈴菜の目指す「誰もがSOSを出せる社会」というミッションに基づき、全ての人がためらわずに助けを求められる世界を実現します。
 新しい文化の提案
『Amule』は防犯ブザーをただの防犯手段としてではなく、特別なギフトとして位置づけています。誕生日や就職祝い、旅立ちの日に、大切な人に「あなたを守りたい」という気持ちを込めて贈ることができます。「花束の代わりに、安心を」という新しい文化を提案しようと考えています。
 SOS文化推進プロジェクトの開始
「誰もがSOSを出せる社会」を目指す同社は、SOS文化推進プロジェクトを発表しました。個人や企業のサポーターを募集し、その想いを広げていく計画です。これに共感する方は、同社の公式ウェブサイトにてサポーター登録ができます。石川は、自身が最も敬愛していた方が助けを求められずに亡くなった経験から、誰もが「助けて」と言える社会を実現するための仲間を求めています。
 今後の展開
Amuleは今冬にクラウドファンディングを予定しており、それを通じて自社のECサイトやセレクトショップでの販売を展開していく予定です。「おしゃれに安心を持ち歩く」という新しいライフスタイルを提案し、広く普及させることを狙っています。
 会社概要
- - 会社名: Amule株式会社  
- - 所在地: 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号  
- - 設立日: 2025年6月2日  
- - 事業内容: 防犯・防災グッズの企画・製造・販売、安心文化推進事業  
- - 公式Instagram: @amule_official2025
『Amule』が提案する新しい防犯文化とその未来に、ぜひご注目ください。安心を日常の一部とすることで、より多くの人々が大切な人を守れる時代を切り開いていくことを期待しています。
 
 
 
 
