ルイナールと藤本壮介が奏でる大阪・関西万博の未来像

2024年秋、シャンパーニュメゾン「ルイナール」は、建築家の藤本壮介氏と共に革新的な新パビリオンをオープンします。その名も「4 Rue des Crayères /クレイエル通4番」。このパビリオンは、ルイナールの歴史と未来を結びつける重要なスペースとして、2025年に開催される大阪・関西万博の中心的存在となります。

大屋根リングと万博のオープニング

このたび、ルイナール社長のフレデリック・デュフォー氏が来日し、大阪・関西万博のオープニングを祝いました。彼は万博会場のデザインを手掛ける藤本壮介氏と共に、「大屋根リング」の設計に関する思いを語りました。「158カ国が集まるこの場所で、さまざまな文化的背景を持つ人々をつなげる場を作りたかった」と藤本氏は述べています。

サステナブルな未来への取り組み

「大屋根リング」は、全周約2,025m、建築面積61,035.55㎡の巨大な木造建築であり、日本の伝統的な木造建築技術と現代の工法が融合しています。この施設は、快適な滞留空間として機能しつつ、屋上からは万博の全貌とともに、周囲の自然を楽しむことができます。大阪湾の美しい夕陽や都市の風景など、様々な魅力を堪能できる点が特長です。

ルイナールの新たなパビリオン

また、ルイナールは新たに建設される「4 Rue des Crayères」で、自然と調和した環境を重視したパビリオンを提案します。伝統的な素材を使用し、再生可能エネルギーにも配慮した設計がなされており、持続可能性を考慮した先進的な取り組みが行われています。社長のデュフォー氏は、「ルイナールの新パビリオンは、伝統と現代を融合させた場所であり、未来への知恵が詰まっています」と語っています。

豊かな文化体験

新パビリオンには、シャンパーニュメゾンの魅力を映し出すアートが随所に散りばめられています。歴史と現代アートが共存する空間は、訪れる人々に新たな感動を提供し、シャンパーニュ文化との対話を生むでしょう。訪問者は、植物の成長を促す庭園や、地域のアーティストによる作品と出会うことができます。

藤本壮介が描く空間の美

藤本壮介氏は、空間デザインにおいて古と新、西洋と東洋が調和することを目指し、「ルイナールらしさ」を表現することに挑戦しています。彼は「3年間のプロジェクトを通じて、歴史あるブランドが新たな挑戦を続けている姿に感銘を受けました」と話します。これにより、新パビリオンは文化的・視覚的な魅力が凝縮された場所へと生まれ変わる予定です。