新産業用IPC「IPC-221」
2025-11-21 16:03:05

コンパクトで高性能!アドバンテックの新産業用IPC「IPC-221」とは

2025年10月27日、アドバンテック株式会社(本社:東京都台東区)は、新しい産業用IPC「IPC-221」を発表しました。コンパクトな設計ながら、デスクトップ級の高性能を実現し、さまざまな産業のニーズに応える製品です。IPC-221は、240×233×93mmのサイズに65WのデスクトップCPU性能を組み込み、省スペースな設置が可能です。これにより機械統合やキャビネット設置など、限られたスペースでの運用が求められる現場に最適なソリューションとなっています。

高い性能と柔軟性を実現


IPC-221は、アドバンテックのPCE-2xシリーズマザーボードと組み合わせて使用でき、最新のIntel® Celeron®やPentium®、Core™ i3/i5/i7(第10~14世代)に対応しています。このような幅広いCPU世代への対応により、高性能かつ柔軟なシステム構成が可能となり、リアルタイム処理や安定性も向上します。特に、ソフトモーション軸制御やHMIデータ可視化のような高負荷な産業用途では、その能力が一層引き立ちます。

さらに、新型のPCE-2134またはPCE-2034 CPUモジュールと連携し、内蔵NPUを活用することで効率的にエッジAIワークロードも実行できます。これにより、スマート製造や自動化環境に最適なシステムを提供し、現場での作業効率を大幅に改善します。

拡張性の高いI/O設計


IPC-221は、2つのPCIeスロットを備えており、外部機器との接続が容易です。複数のCOMポートも備えており、さまざまなデバイスとの連携を強化しています。また、リモートスイッチ機能を搭載しており、スマート製造や多様な産業環境において柔軟な運用を支援します。

そのため、IPC-221は、コンパクトな機器からスタートし、より複雑なスマート製造のニーズに幅広く対応することができます。モーションコントロールやデータ収集、ビジョンシステムの統合により、クローズドループ構成のエッジコントローラとしても活躍します。特にスマート製造ラインでのオンライン印字やデータ収集に対応し、全体の運用効率を向上させるため、多くの現場で採用されています。量産は2023年10月から開始されています。

アドバンテックについて


アドバンテックは1983年に台湾で設立され、40年以上にわたり、産業向けに高品質な高性能パソコンを開発しています。2024年現在、3,000を超えるIoT機器をラインナップし、世界26カ国95都市に拠点を構える産業用PC市場の世界シェアNo.1企業です。『Enable an Intelligent Planet』というビジョンのもと、AIとIoTのプラットフォームサービスを通じて、社会課題の解決に取り組んでいます。日本国内においても1997年に設立し、オムロンと資本業務提携を行うなど、市場のニーズに迅速に応える体制を整えております。

最新の情報や詳細については、アドバンテックの公式ウェブサイトをご覧ください。


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