大学研究機関におけるサイバー攻撃対策の最前線セミナー開催
サイバー犯罪の脅威が日々増加する中、教育機関における対策はますます重要となっています。特に大学や研究機関では、セキュリティインシデントが頻繁に発生しており、これを防ぐための戦略が求められています。そんな中、サイバー脅威インテリジェンスを提供するKELA社が、2025年1月21日からオンデマンド配信で開催するセミナーが注目を集めています。
セミナーの概要
このセミナーでは、KELA株式会社の中島彬氏と株式会社ソフトクリエイトの阿部信児氏が登壇し、実際のサイバー攻撃を受けた事例や、ASM(Attack Surface Management)の導入事例を詳細に解説します。特に、大学や研究機関が抱える特有の脆弱性に焦点を当て、どのようにして効果的にASMを運用できるのか、その要件やポイントを具体的に示します。
ASMの重要性
最近、経済産業省が発表した「ASM導入ガイダンス」にも見られるように、ASMはIT資産を宝物のように扱い、脆弱性を徹底的に把握するためのアプローチとして評価されています。しかし、教育機関においては、教職員だけでなく、多数の学生や外部講師がデバイスを持ち込むため、適切なアカウント管理が難しいという現実があります。そのため、ASMの導入は、新たなサイバー攻撃への対策として非常に効果的です。
被害の実態
実際に、大学や研究機関ではアカウントの乗っ取りやランサムウェアの感染、さらにはウェブサイトの改ざんといった被害が多発しています。最近のデータによれば、これらの攻撃は情報窃取を目的としたマルウェアによって引き起こされることが多いとされています。特に、窃取された情報がサイバー犯罪者の間で取引され、さらに利益を生むエコシステムが形成されていることも問題視されています。
サイバー犯罪者の視点
本セミナーでは、サイバー犯罪者がどのような観点から攻撃対象を選定しているのか、またその手口についても触れます。例えば、サイバー犯罪者が目をつけるのは、脆弱性が存在するIT環境や、不十分なセキュリティ対策が施されたアカウントやシステムです。これに対抗するためには、先手を打つための情報収集と対策が求められています。
セミナーの詳細
- - 題名: 大学・学術研究機関におけるASM調査結果と運用のありかた
- - 登壇者: KELA株式会社 中島 彬、株式会社ソフトクリエイト阿部信児
- - 配信開始: 2025年1月21日
- - 講演時間: 約1時間
- - 視聴方法: こちらのリンクから登録後、無料で視聴可能です。
このセミナーは、2024年12月に開催された大学ICT推進協議会年次大会「AXIES2024」での発表内容を基に、さらなる詳細情報を提供する内容となっています。 全国の大学や研究機関で直面しているサイバー攻撃の脅威に立ち向かうためにも、この機会をお見逃しなく!