新たな人間科学部
2025-10-09 12:29:16

日本女子大学、2028年に新たな人間科学部を設立予定

日本女子大学における新たな挑戦



日本女子大学が2028年4月に設立を予定している「人間科学部(仮称)」は、学内の2つの学科、心理学科と人間発達学科を基にした新しい学部です。この新設は、大学の創立120周年を契機として、時代に即した教育改革の一環として進められています。

大学改革の背景



近年、日本女子大学は新たな学部や研究科を次々と設立し、教育環境の充実を図っています。2023年に国際文化学部を開設し、2024年には建築デザイン学部と建築デザイン研究科、2025年には食科学部を設立しました。そして、2027年に経済学部と食科学研究科を構想しています。この流れの中で、「人間科学部(仮称)」はさらなる進化を目指しています。

新たな学部の特色



「人間科学部(仮称)」は、心理学科と人間発達学科という2つの学科から成り立っています。この新学部では、文理融合を強調し、科学的視点から「人間とは何か」というテーマに取り組むことを目標としています。具体的には、AIやVRといった現代の技術を活用し、実践的な学びを通じて人々に寄り添う教育を提供します。

学部の共通科目とプログラム



新たに設置される共通科目には「人間科学入門」や「人間科学演習」があります。また、特定のテーマに基づくプログラムも展開予定で、「アート×サイエンス・プログラム」や「メンタルヘルス・マネジメントプログラム」などが設けられます。
これにより、学生は視覚芸術、音楽、身体表現、健康といった多様なテーマに対して、科学的アプローチを持ち込むことができるダイナミックな学びが実現します。

心理学科と人間発達学科の特性



心理学科(仮称)


心理学科では、人間の心の働きを科学的に探究します。実験的な手法を取り入れ、AIに関する新しい科目も設置することで、複雑な現代社会の課題にいかにアプローチできるかを学びます。

人間発達学科(仮称)


人間発達学科は、人間の成長過程を多面的に探求することを目的としています。フィールドワークや企業との連携を重視し、現場での実践を重視した教育を行いながら、国際交流や海外研修も推進します。

資格取得の可能性



新設される「人間科学部(仮称)」では、専門的な資格の取得が目指せます。心理学科では公認心理師や臨床心理士など、発達学科においては保育士や幼稚園教諭などを目指すことができます。これにより、大学卒業後のキャリア形成を一層サポートします。

学長 篠原聡子のメッセージ


日本女子大学の学長、篠原聡子は、新学部設立について「人を知り、人に寄り添い、人を活かす学びのプラットフォームを立ち上げる」と述べています。心の働きから文化や芸術まで、幅広い視野で「人間を考える」場を提供することが期待されています。

最後に


「人間科学部(仮称)」は、心と人間理解に関連するさまざまな専門知識を融合し、多様化する社会において活躍できる人材を育成することを目指しています。この新しい学部を通じて、学生たちは未来の人間社会の発展に貢献する力を習得することができるでしょう。


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