伊藤ハム米久ホールディングスが初のポジティブ・インパクト・ファイナンスを実施

伊藤ハム米久ホールディングスが新たな資金調達を発表



2025年3月28日、伊藤ハム米久ホールディングス株式会社(東京都目黒区、代表取締役社長:宮下功)は、株式会社三菱UFJ銀行と共に、ポジティブ・インパクト・ファイナンスによる資金調達を行う契約を締結したと発表しました。この取り組みは同社にとって初めてのポジティブ・インパクト・ファイナンスの実施となり、持続可能な社会の実現へ向けた新たな一歩となります。

ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは?



ポジティブ・インパクト・ファイナンスは、企業の事業によってもたらされる経済、環境、社会への影響を包括的に評価し、負の影響を適切に特定・緩和し、プラスの貢献を目指すファイナンス手法です。この手法は企業のESG(環境・社会・ガバナンス)経営を金融面で支援し、持続可能性を高めることを目的としています。

伊藤ハム米久ホールディングスは、グループ理念「私たちは事業を通じて、健やかで豊かな社会の実現に貢献します」に基づき、持続可能な社会実現への貢献を重要な目標としています。特に、2021年には自社の事業活動にとって重要な社会課題を「マテリアリティ」として特定し、その達成に向けての活動を続けています。

資金調達の詳細



今回のポジティブ・インパクト・ファイナンスによる資金調達は、三菱UFJ銀行及び三菱UFJリサーチ&コンサルティングが共同で策定した「ポジティブ・インパクト・ファイナンス フレームワーク」に基づいています。このフレームワークには、評価基準や体制が規定されており、株式会社日本格付研究所(JCR)より、国連環境計画金融イニシアティブによる「ポジティブ・インパクト金融原則」に適合しているとの第三者評価も受けています。

契約形態はシンジケーション方式のタームローンで、総額は200億円です。これにより、同社は持続可能な取り組みをさらに進め、社会的な課題の解決に向けた事業推進が期待されます。

取り組みの背景と今後の展望



伊藤ハム米久ホールディングスは、長期的な経営戦略として「サステナビリティ」を位置づけ、持続的成長を支える基盤としています。今後もマテリアリティの達成に向けた事業活動を通じて、健やかで豊かな社会への貢献を目指していきます。ポジティブ・インパクト・ファイナンスの活用は、その一環として非常に意義深いものであり、企業としての姿勢を強く示すものとなっています。

この取り組みの詳細は、三菱UFJ銀行のリリースやJCRのウェブサイト、また伊藤ハム米久ホールディングスのサステナビリティに関するページで確認することができます。それぞれのリンクから、最新の情報や企業の思いをぜひご覧ください。

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