生成AIが薬剤師の業務をサポートする新サービス『medimo AI薬歴』の魅力とは
医療現場の書類業務を効率化する新たなツール『medimo AI薬歴』が、株式会社PLEAPによって2025年1月22日にリリースされました。このサービスは、薬剤師が直面する膨大な書類作成の負担を軽減し、患者とのコミュニケーションをより深めることを目的としています。医療業界におけるAIの進化がもたらす変化とは、一体どのようなものなのでしょうか。
『medimo』の背景と目的
PLEAPは、医療現場を持続可能にするというミッションのもと、2022年に設立されたヘルステックスタートアップです。特に、書類業務にかかる時間を削減し、医療従事者が患者にもっと集中できる環境を整えるために、音声入力とAI要約技術を組み合わせたwebアプリケーション、medimoの開発を進めてきました。すでに2023年6月には医科診療所や病院向けのβ版もリリースされ、多くの医療機関で好評を得ています。
業務効率化の実現
medimo AI薬歴は、付加価値の高い医療サービスを提供するために、薬剤師と患者との会話を瞬時に文字起こしし、関連する情報を高速で抽出します。このサービスを利用すると、薬歴(薬剤服用歴)を自動的に生成することができ、最小限の修正を加えるだけでカルテを作成できます。これにより、従来の書類業務にかかる時間を大幅に短縮し、実に8割以上
の削減が実現されています。
顧客インタビューによるマーケティング調査
『medimo AI薬歴』の主な機能
1. 高精度な音声認識機能
『medimo AI薬歴』の最大の特徴は、高精度な音声認識技術です。医療用語や特定の疾患名を含む会話も、AIが正確に書き起こすことが可能です。患者との会話はもちろんのこと、複雑な医療用語もスムーズに処理されるため、常に正確な情報に基づいた記録が残せます。
2. 多様な要約形式への対応
このサービスは、さまざまな要約形式に対応しており、特にSOAP形式に特化しています。AIが自動的に会話内容から要約を生成し、必要に応じてオーダーメイドで調整することも可能です。この柔軟性により、薬剤師は自らのスタイルに合った記録を作成できます。
3. シンプルで効率的なユーザーインターフェース
medimo AI薬歴は、ユーザーが直感的に操作できるシンプルなUIを採用しており、録音や要約生成は数回のクリックで行えます。PCだけでなくタブレットやスマートフォンからもアクセス可能なので、場所を選ばずに業務を進められます。
4. あらゆるシステムと連携可能
さらに、このサービスはすべての薬歴システムやレセコンに対応しており、インターネット未接続の環境でも利用できるオンプレシステムとの連携も実現しています。これにより、各医療機関が自由にシステムを選択し、独自のニーズに合わせた運用が可能です。
まとめ
『medimo AI薬歴』は、薬剤師の仕事を大きく変える可能性を秘めた革新的なサービスです。医療現場での効率化を図りつつ、患者の治療により深く向き合える時間を確保するためのツールとして、今後の活躍が期待されています。導入に関する詳細やお問い合わせは、株式会社PLEAPの公式サイトをご覧ください。
株式会社PLEAP 公式サイト
株式会社PLEAP
所在地: 東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー15F
設立: 2022年5月
連絡先: pr@pleap.jp
今後の医療現場において、AIの活用はますます重要になっていくと考えられます。新たな試みとして、『medimo AI薬歴』がその一翼を担うことでしょう。