年代別に見るカスタマイズ商品への関心度と利用実態

カスタマイズ商品への関心度調査

株式会社プラスワンインターナショナルは、個性を重視する消費者のために、年代別のカスタマイズ商品への関心を調査しました。本記事では、その結果とともに、各年代がどのようなカスタマイズを求めているのかをご紹介します。

調査概要

本調査は、2025年8月18日から19日にかけて、1,049人を対象に行われました。調査のねらいは、各年代別のカスタマイズ商品への関心度や利用実態を明らかにすることです。ターゲットとなるのは、20代から60代までの男女です。

調査結果の概要

カスタマイズへの関心度、トップは40代

調査結果によると、「カスタマイズできる商品」の利用状況について、購入や検討をしたことがあると答えた人の中で、最も高い比率を示したのは40代（36.9%）で、続いて30代（33.3%）、20代（29.8%）となりました。特に、年齢が高くなるほどカスタマイズの利用実態は異なり、60代では約20%にとどまっています。

20代〜40代はファッションのカスタマイズが中心

年代ごとのカスタマイズアイテムの傾向を見ると、20代から40代では、カジュアルウェアやファッション雑貨、アクセサリーなどに特に関心が高いことが分かりました。他方、50代以上の利用者は生活雑貨や文房具のカスタマイズを多く選ぶ傾向があります。また、すべての年代で人気を集めているスマホケースなどのデジタル雑貨も注目です。

ウェアカスタマイズの人気は「プリント」

カジュアルウェアのカスタマイズ経験者に対し、具体的にどのような方法でのカスタマイズを希望するか尋ねたところ、最も多かったのは「プリント」で、次いで「刺繍」が挙がりました。実際に購入した人は少ないものの、購入には至らなかった人は、機能性の追加、例えば撥水加工やUVカット加工に興味を示していました。

ウェア本体におけるこだわりポイント

調査に対し、ウェアのカスタマイズで特に気にしたいポイントをまとめたところ、全年代で「色」「素材」「価格」が上位にランクインしています。特に、20代と40代は「色」、30代は「価格」、50代は「素材」を重視するという傾向が見られました。

幅広い金額感とカスタマイズ自由度の要求

カスタマイズ商品の金額感について尋ねた結果、4,000円〜6,000円の価格帯が最も多く、1,000円〜3,000円が次に続くという結果が出ました。このことから、手頃な価格で楽しみたい消費者からしっかりとしたカスタマイズを求める消費者まで、ニーズは多岐にわたることが分かります。

顧客からは、カスタマイズの自由度を高く求める声が多く、「プリント・加工の種類を豊富にしてほしかった」「加工の位置を自由に設定できるようにしてほしかった」といった要望が上位に挙がりました。また、受け取りまでの時間短縮やWEBでの簡便な注文を希望する声も多く見られました。

未経験者は「プレゼント需要」が高い

カスタマイズ商品を購入・検討したことがない方々に対して、どのようなシーンでカスタマイズを考えるか尋ねたところ、全年代共通で「プレゼント・ギフト」が最も多く挙がりました。特に特別な贈り物としてのニーズが強調されています。さらに購入のきっかけには、セールやキャンペーンなどお得なタイミングが影響しており、20代では「コラボ」、40代以降では「話題性」が注目を集めています。