92歳にして新たな挑戦!黒柳徹子の自伝『トットあした』
2023年6月26日、黒柳徹子の待望の書下ろし作品『トットあした』が刊行されます。この自伝は、彼女の人生に影響を与えたさまざまな人々の言葉を通じて、彼女自身の半生を振り返る内容となっています。徹子さんは92歳を迎えつつも、いまだ現役で舞台に立ち続けています。その背後には、彼女自身を支えてきた言葉たちがあることを本書が教えてくれます。
始まりは、トモエ学園の校長先生から記された言葉。「君は、本当は、いい子なんだよ!」人生のスタートをこの一言に象徴されるように、彼女は無数の苦難を乗り越えて、今日までの道を歩んできました。徹子さんの自伝には、ただの出来事の羅列ではなく、彼女が教えられ、励まされた数々の名言が散りばめられています。一つ一つの言葉が、今を生きる女性たちに向けた「生きるヒント」としてはい上がります。
書籍のカバーには、1961年に「週刊新潮」の取材旅行で訪れたアメリカで撮影された写真が使われています。この旅こそが、彼女の初めての海外での経験となり、セントローレンス海路を通じて日本の船がアメリカに進出する歴史的な瞬間に立ち会ったことが記されています。徹子さんは、その当時、テレビ女優としてのキャリアをスタートさせたばかりで、アイドル的な存在としてシカゴの市長にメッセージを渡す役割を担ったといいます。
本書のタイトル『トットあした』は、彼女が愛してやまないマーガレット・ミッチェルの名作『風と共に去りぬ』からインスパイアを受けたものです。主人公、スカーレット・オハラの有名なセリフ、「あしたはまた、新しい一日が始まるのだから」という言葉が、いつも新たな挑戦をし続けている徹子さんの生き方を象徴しています。
目次紹介
本書は、徹子さんの人生における「言葉」との関わりを深く掘り下げています。
目次の中からいくつか紹介しましょう。
1. 小林宗作先生の「君は、本当は、いい子なんだよ!」
2. 飯沢匡先生の「あなたの、そのままがいいんです!」
3. 向田邦子さんの「幸せと災いは、かわりばんこに来るの」
名言の数々は、単なる励まし以上の意味を持ち、彼女の生きた証が詰まっています。徹子さんが持つ知恵や経験は、未来を見つめる多くの人々に力を与えてくれることでしょう。
徹子さんの業績と生涯
東京で生まれ育った黒柳徹子は、東京音楽大学を卒業後、NHKに入局、テレビ女優第一号として名を馳せました。彼女は舞台、ラジオ、テレビと多岐にわたり活躍し、ユニセフの親善大使としても多くの国々に訪れました。動き続けるその姿勢には、人々を励ます力があり、世代を超えて多くのファンに愛されています。
『トットあした』は、単なる自伝に留まらず、さまざまな場面で彼女が受け取った「名言」を通じて、一人の女性の全てを描き出しています。この本を手に取ることで、様々な困難に直面している人々への心強いメッセージが伝わることでしょう。ぜひ、彼女の生き様を通じて、日々のヒントを得てみてください。