トヨタモビリティパーツがWOZE導入で業務効率化を実現

トヨタモビリティパーツ株式会社の茨城支社が、クラウド型データ入力サービス「WOZE（ウォーゼ）」を導入したことで、業務の効率化が図られました。これにより、働きやすい環境が整えられ、従業員がよりコア業務に集中できるようになったのです。

導入の背景

トヨタモビリティパーツ茨城支社は、トヨタ車の純正部品や関連パーツを卸販売する企業です。トヨタ自動車の子会社として、地域密着型のコンサルティングを行い、販売店や整備業界の成長をサポートしています。しかし、供給管理部の仕入供給グループでは、紙伝票を使った納品時に多くの時間と労力がかかっていました。特に、データ入力や入庫チェックには多くの時間を要し、早出勤務が常態化していました。

その結果、従業員は単純作業に追われ、原因分析や改善活動に必要な時間が取れない状態が続いていました。そこで、業務の自動化と効率化を図るために、OCR製品の導入を検討し始めたのです。具体的には、納品伝票の処理にかかる時間を削減し、ミスを減らすことが目的でした。

WOZEを選んだ理由

WOZEが選ばれた理由には、独自の技術が影響しています。WOZEは、特許技術「WOCR」を採用し、在宅ワーカーによる目視チェックを組み合わせることで、99.9％超の高精度を達成しています。この仕組みで、確認が必要な箇所だけが抽出され、チェック作業の負担が大幅に軽減されています。

導入効果

WOZEの導入後、供給管理部の業務には大きな変化がもたらされました。手入力で行われていた伝票のデータ化とチェック作業が自動化され、その結果、毎日約3.7時間の工数が削減されました。さらに、早出勤務が不要となったことで、従業員のワークライフバランスも改善され、多くの時間をコア業務に費やせるようになりました。

「他社OCR製品では精度が7〜8割程度ですが、WOZEは目視チェックが効率的に行えるため安心して任せられます」と、供給管理部の熊岡貴之様はコメントします。かつては、手入力ミスによって代品を手配する事例が多かったものの、現在はそれがほぼなくなったといいます。これは、品質管理の向上にもつながっています。

さらなる展開の可能性

供給管理部の菅谷孝史様は、WOZE導入による業務負担軽減の重要性を強調しました。「この成果は茨城支社だけでなく、グループ全体に広めることが重要です。全国展開を通じて自然と新たな改善アイデアが生まれると信じています」とのこと。システムは道具であり、現場のニーズに合わせて柔軟に取り入れる方針を示しています。