災害時に活躍する「ALCARA」- 東京ビッグサイトでお披露目
富山県射水市に本社を置くアルミファクトリー株式会社は、2025年7月の「自治体・公共Week 2025 第4回地域防災EXPO」において、自社開発の製品「ALCARAアルカラ」を展示します。この製品は、時間を問わず便利に使える、多機能な災害時対応型パーティションです。
「ALCARA」は、普段はパーティション、ホワイトボード、テーブルとして使用でき、緊急時にはベッドとしての機能も果たします。組み立ても工具不要で簡単に行えるため、誰でも手軽に利用できるのが特長です。1台で4つの役割をこなすこの製品の開発は、近年増加する自然災害への対応を目的としています。
開発の背景
アルミファクトリーは、1974年に創業しアルミ加工の専門企業として知られています。さまざまな産業に貢献してきた中で、過去の経験を基に新たな価値の創造に取り組む姿勢を貫いています。その中でも、避難所などでの雑魚寝の状況を改善するためのプロダクトを開発する必要性を感じ、ALCARAのプロジェクトがスタートしました。
最近の大規模な自然災害によって、避難所では何も仕切りのない冷たい床で雑魚寝を余儀なくされることも多く、これまでの避難所環境の厳しさを痛感しました。特に、高齢者や体の不自由な方々、妊婦、さらには小さなお子様にとって、緊急時に適切な休息を取れる環境が必要です。そのニーズに応えるために、「ALCARA」は設計されました。
受賞歴と認証
「ALCARA」は、その優れた機能性から、2025年4月には「ジャパン・レジリエンス・アワード2025」で優秀賞を受賞しました。これは、内閣府の国土強靭化政策に貢献できる製品としての認識を得たことを意味しています。また、2025年5月にはフェーズフリー協会から「フェーズフリー認証」を取得し、日常時と非常時に共通して役立つ商品であることを証明しました。
出展情報
「自治体・公共Week 2025」は、2025年7月2日から4日まで東京ビッグサイトで開催されます。私たちのブースは南2ホールの13-5で、ぜひ実際に「ALCARA」に触れて、その機能を実感していただきたいと思います。展示会への入場には事前登録が必要ですので、公式サイトでエントリーパスを取得してください。
地元自治体への寄贈
ALCARAは、すでに富山県内のいくつかの自治体や公共施設にも寄贈されており、地域の防災対策に寄与しています。これにより、自治体や学校、公共施設などがより良い避難環境を提供するための一助となっています。
まとめ
「ALCARA」は、災害対策の未来を切り開くための製品です。私たちは、このプロダクトを通じて、避難所の環境を改善し、地域コミュニティが強靭であることを目指しています。是非、東京ビッグサイトで実際の製品をご覧いただき、その機能性を体験してください。今後とも、社会に貢献できる製品の開発を続けてまいります。