EY Japan、2025年度版統合報告書の発行
EY Japan(所在地:東京都千代田区、チェアパーソン兼CEO:貴田 守亮)は、2025年度の持続可能な長期的価値の創出に関する年次統合報告書を発行しました。この報告書は、サステナビリティとAIに注目し、次世代への価値の継承をテーマとして掲げています。これで5回目の発行となる本報告書は、「Generations―次世代の未来に何を残せるか」というテーマのもと、EY Japanが「All in」戦略に基づく経営を進めている様子を示しています。
サステナビリティとAIへの取り組み
報告書では、特にサステナビリティとAIに基づく先進的な技術革新を通じて、業務改革や品質向上に関する具体的な取り組みが紹介されています。具体的には、経済社会の変革に挑戦する事例や、地域コミュニティの活性化を目指す活動が詳述されています。また、EYメンバーのウェルビーイングを重視した施策が、クライアントやその他ステークホルダーにどのような影響を与えるかにも焦点を当てています。
EY Japanは、持続可能性に対するコミットメントを強化し、クライアントのニーズに応えるために、AIを活用した高付加価値のサービスの提供に力を入れています。報告書では、顧客価値、人的価値、社会価値、財務価値といった4つの観点から、その進捗状況も公表されています。以下が、各視点における主な成果です。
Client value(顧客価値)
- - 25,000社以上の企業に対し、サステナビリティに関するサービスを提供。
- - テクノロジー人材は10万人以上という規模。
People value(人的価値)
- - 2022年6月に設立された「Diverse Abilities Center」に11名を採用し、ニューロダイバージェントの人材の雇用を促進。
- - 日経ウーマンが発表した「女性が活躍する会社BEST100」で、2025年版の初の総合1位を獲得。女性管理職比率27%、従業員の女性比率は35%を達成。
Social value(社会価値)
- - SDGsへの貢献を目指し、「EY Ripples」を通じて約174万人への良い影響を実現。
Financial value(財務価値)
- - 業務収入はFY25において532億米ドル(EY全体)および2,720億円(日本)を達成。
CEOのビジョン
EY Japanのチェアパーソン兼CEOである貴田 守亮は「私たちは複雑に絡み合う現在のリスクに直面しており、これを解決するためには企業単独でなく、業界や地域との協力が不可欠です」と語っています。特にAIの活用により、次世代の価値創出に向けての挑戦が強調され、持続可能な発展を目指す姿勢が示されています。貴田氏はさらに、「EYのパーパス『Building a better working world』を基に、持続可能な未来の実現に向けた取り組みに力を入れます」と続けました。
この報告書は、EY JapanがどのようにしてサステナビリティとAIを活用し次世代へ価値をつなげていくのか、非常に興味深い内容となっています。詳細は、EY Japanの公式サイトまたは統合報告書2025でご覧ください。
EYについて
EYは、クライアント、メンバー、社会、地球のために新しい価値を創出し、資本市場における信頼を築くことでより良い社会の構築を目指しています。データやAI、先進技術を駆使し、クライアントが未来を自信を持って形づくるための支援を行っています。EYの活動分野は多岐にわたりますが、それぞれの分野においてグローバルネットワークや多様なエコシステムとの連携を活用し、150以上の国と地域でサービスを展開しています。