企業価値向上に向けた新たなカギ、“幸福度”の重要性
2025年6月25日(水)、H¹O 日本橋茅場町にて、早稲田大学出身の起業家で構成されるベンチャー稲門会によるトークイベントとワークショップが開催されます。このイベントのテーマは、「スタートアップ・ベンチャーで働く人の幸せを考える」。
このイベントでは、経済産業省が推進する「人的資本経営」における従業員の幸福度と企業成長の関係に焦点を当て、最前線で活躍する起業家たちの経験を基に議論を行います。彼らがどのようにして企業の持続的成長を実現しているのか、実際のケーススタディを交えて、具体性のある知見を得ることができます。
なぜ今、「働く人の幸せ」なのか?
本イベントを主催するのは、Happiness insight合同会社の代表、津田恵子氏です。最近のグローバルな調査によれば、従業員の幸福度と企業の生産性には深いつながりがあることが示されています。日本企業においても、この関係性が注目され始め、従業員の幸福度が高まることで企業の業績も向上することが明らかになってきました。
特に、急成長を目指すスタートアップやベンチャー企業にとっては、優秀な人材の獲得と定着が事業の成功に大きな影響を与える重要課題となります。また、人数が増えていく中で生じる「30人の壁」や「50人の壁」といった組織の問題や、エンゲージメントの低下、ハラスメントの懸念は、これらの企業が直面する厳しい現実です。
ベンチャー稲門会のメンバーは、未来の産業を支えるスタートアップこそが「働く人の幸せ」を実現し、従業員ひとりひとりが輝ける組織を築くべきだと考え、その結果として企業価値や日本経済の発展につながると信じています。
本イベントの魅力
1. リアルな原体験に基づく議論
登壇する起業家たちは、コロナ禍における育児との両立や、過去の事業失敗から得た深い学びを共有します。この実体験に基づく議論は、単なる理論にとどまらず、実際のビジネスシーンでの応用に役立つ知見を提供します。
2. 「学び」と「体感」を両立するプログラム
幸福度の定義やハラスメント対策を学ぶトークセッションに加えて、参加者は「謎解きで学ぶDEI研修」を通じて、楽しみながらDEI(多様性、公平性、包括性)の本質を理解する機会も得られます。これにより自社への持ち帰りが可能な実践的な知識を手に入れることができます。
3. 多様な専門性を有する起業家によるクロストーク
幸福度、AIタスク管理、起業家教育、DEI研修など、異なる分野で活躍する専門家が集まり、「働く人の幸せ」という共通テーマのもとで議論を交わします。これにより、複雑な組織課題に対する多角的な視点からのアプローチが期待されます。
主催者からのメッセージ
イベントの主催者、ベンチャー稲門会の事務局長である戸塚直道氏は、「我々の目指すべき核は『人』であり、持続的な成長は働く人の幸せから始まる」と述べています。このイベントを皮切りに、今後も「人と組織」をテーマにしたイベントを定期的に開催し、日本のスタートアップエコシステムの発展に寄与する計画です。
参加者には、多くの方々に未来の働き方について考えるきっかけとなることを目的としており、ぜひ多くの皆様に参加を呼びかけています。これからのビジネスシーンにおいて、従業員の幸福度をいかに高めていくかという課題は、一企業の枠を超えた重要なテーマとなるでしょう。
ベンチャー稲門会とは
ベンチャー稲門会は、早稲田大学出身の起業家、経営者、ベンチャー支援者などで構成されるコミュニティです。「早稲田から日本を代表する起業家を輩出する」というミッションのもと、2014年に設立されました。定例会やピッチイベント、勉強会を通じて、メンバー同士の交流や事業成長を促進しています。現在、会員数は360名を超え、IT、ヘルスケア、SDGsなど、さまざまな分野で未来のリーダーを育成しています。
詳しくは、
公式ウェブサイトをご覧ください。