製造の未来を探索
2025-09-26 17:02:31

AIと3Dプリンティングが切り拓く製造の未来 │ 株式会社トコシエと東京大学の連携

トコシエが目指す新しいものづくりのカタチ



東京を拠点に活動する株式会社トコシエは、精密工学の分野で権威ある東京大学工学部大竹研究室との共同研究契約を結び、今まさに製造業の未来を築こうとしています。この取り組みでは、AIと非平面スライス技術を融合させた「AIスライサー」の開発が進められています。従来の製造工程では、職人の手作業や経験に頼る部分が多く、自由な形状の製品を製造することは容易ではありませんでした。それに対し、トコシエが目指すのは、AIによって自動化を推進し、誰でも高精度かつ自由なものづくりができる世界です。

非平面スライス技術の重要性



3Dプリンティングは、設計から出力までをワンストップで行える次世代の製造手段として注目されています。その中で重要な役割を担うのが「スライサー」と呼ばれる積層データ生成エンジンです。従来のスライサーは、3D設計を水平層に変換することを前提としており、一部の自由な曲面や特異な形状には対応できませんでした。しかし、トコシエの開発する独自のスライサー技術は、これらの難題を解決することを目指しています。特に、多軸FDM(熱溶融積層)プリンタと組み合わせることで、より複雑な形状の積層が可能となります。

共同研究の目指す成果



トコシエは、大竹研究室の高度なCGや幾何処理の技術を活用し、数々の理論を最適化します。具体的には、非平面の積層理論の深化や、AI設計による構造解析の導入が進められています。これにより、次のような製品が実現する可能性があります:

  • - 人体にフィットする自由曲面の製品
  • - 構造解析や熱伝導に基づいた最適設計パーツ
  • - 複数の材料特性を活かしたハイブリッド造形
  • - スキャンデータや手書きデザインからの即時3D化

このように、迅速かつ精緻な設計の実現が誰にでも可能となり、製造工程における高度な自動化が期待されています。これまで職人の経験や熟練による部分が色濃く残っていた製造業が、AIとアルゴリズムに支えられて進化する姿がここにあります。

今後の展開とその影響



この共同研究の成果は、トコシエが開発するAI 3D CADツールやオンライン3Dプリンティングプラットフォームに導入される予定です。これにより、設計、材料、出力、動作制御、さらにはユーザーエクスペリエンス全般にわたる製造の完全自動化が実現し、製造業の新たな地平を切り拓くことが期待されています。トコシエは、東京の中心から新しいものづくりの潮流を生み出す企業として、今後も注目されることでしょう。

会社概要



株式会社トコシエは、東京都杉並区を本社として、AIによる3Dモデリング・自動製造プラットフォーム「モデリング・プロフェッショナルAI」の開発・運営を行っています。多様なニーズに応えるものづくりを提案し、革新を続けている企業です。

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トコシエが切り拓く未来のものづくりに、今後も目が離せません。


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